THE MISSION

G-Labo公式ブログ 波乱万丈!ベトナムでウクレレを創るドラマティックなビジネスストーリー。

【G-Labo】vol.10 歯車が動き出す!視察の果てに得たものは?⑤

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< vol.9 「 歯車が動き出す!視察の果てに得たものは?④



そして、話はベトナム工場視察の最後の夜に戻る。  

川上くんは“あの時”― そう、ベトナム視察の同行を私に申し出る前と同じ表情をしていたのだ。

彼が何を考えているのか、私にはわかっていたが、敢えて聞いてみた。

すると彼は「自分がベトナムに移住し、自らの手でウクレレを作る事を本気で考えている」と言った。


私は川上くんに、できればベトナムで現地監修という形で、このプロジェクトに協力して欲しいと思ってはいたが、自分からは決してそれを言っていなかった。我々から願い出るよりも、彼が自分の直感と湧き出る思いに付き従って自分自身で考えて決める事が、彼にとっても我々にとっても圧倒的に価値のある決断となる事は明らかであったからだ。

g-labogazzlele5.png

ベトナムという国が持つとてつもないエネルギー(ポテンシャル)と、同じくエネルギーの塊の様な存在であるガズさんは、間違いなく、川上くんに大きな影響を与えた様である。

G-Labo ベトナム ウクレレ GAZZLELE ガズレレ

彼の申し出は、私もガズさんも当然に大歓迎であった。だがそれよりも先ずは、彼の奥さんに相談をして決めるべきであろうという事で、彼のベトナム移住については、帰国後、彼からの報告を待つ形となった。  

G-Labo ベトナム ウクレレ GAZZLELE ガズレレ


帰国してから数日後、川上くんから正式に「ベトナムに移住して働きたい」という連絡があった。 
奥さんも彼と共にベトナムに移住するという事だ。
奥さんであるユさんは韓国人で、彼女の話によれば、「自分にとっては、日本もベトナムも外国であるので、今回の移住は特に抵抗はない」という事である。

しかし実際のところ、当時の彼女は日本企業に正社員として勤めており、そこでは非常に優秀な社員であるという評価を得ていた。故に、このベトナム移住にはそれなりに大きな不安があったと思うし、当然に、大きな決断であったとも思う。
しかし、この彼女の後押しこそが、野に埋もれていた優れた個性を世界に解き放つ決め手となったのである。

そして、今は詳細を語らないが、後に川上くんを取り巻くことになるベトナムでの様々な波乱の中で、彼女の存在が非常に重要な役割を果たす事になろうとは、彼女自身、全く予想していなかったに違いない。 

ともあれ、川上くんのベトナム移住が決まったところで、ここからは物事はトントン拍子で進んでいく。


次回、「いよいよ移住!G-Laboの産声」 に続く。




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【G-Labo】vol.9 歯車が動き出す!視察の果てに得たものは?④

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< vol.8 「 歯車が動き出す!視察の果てに得たものは?③ 」



ウクレレを買いに来ただけのつもりが、思わぬ話の展開となった。

しかし、私はその時進行していた"ガズさんとベトナムウクレレを作る"プロジェクトにおいて最重要課題としていた“ウクレレ製作の専門家の獲得”が、思わぬ形で、それも“たまたま”極めて近くで見つかった事に、少し興奮していた。


プロジェクトに彼が関わってくれれば、世に誇れる最高なウクレレが作れる。そう思えて仕方なかった。  

ksp03.png

しかし、その前にどうしてもやっておかなければならない事があった。それはガズさんと川上くんの面談である。プロジェクトに彼を加えるには、当然の事だが“ガズさんが川上くんを認める事”が絶対的な条件となる。

言うまでもなく、ガズさんは本物のプロミュージシャンである。実際のところ、Youtube動画の優しそうなイメージからは想像がつかないほど、プロとしてのこだわりが強くて、仕事にも厳しい。まして、自ら手がけるブランドの楽器製作の評価ともなれば、その厳しさは尚のことである。

とはいえ、私にはガズさんが間違いなく彼を気に入るという根拠のない確信があった。だから、一刻も早く二人を引き合わせたいと思った。
  
私は直ぐにガズさんに連絡をとり、此度の一連の出来事について説明した。ガズさんの反応はとても良好だった。事の全容を聞き終える前から、川上くんをどう使おうか、既に “いつもの” 物凄い妄想が始まっている様だった。

こういう時のガズさんは異常に回転が早い。次から次へ取り止めもなく色々なアイデアが出てくる。どうやら、出会う前から既に化学反応が始まっているらしい。 

ksp02.png

そして、2、3日も経たない内に、ガズさんが工房KSPを訪れる事となった。 

工房を訪れたガズさんは、やはり工房KSPの出で立ちと狭さに驚き、川上くんは生ガズさんを見て、やはりガチガチに緊張している様だった。

そして、ガズさんは、例の奇妙なカタチのウクレレを手に取り試奏を始めた。

川上くんは緊張が極限に達した様な面持ちだ。

kawakami.png

一通りの試奏を終えたガズさんは、満足そうな顔で「良いじゃん!」と言った。

彼がベトナム視察隊に加わった瞬間である。 

レイヤー 2

私は彼にベトナム行きの資金を敢えて提供しなかったが、代わりに私用のウクレレを一本注文し、更に客を一人紹介させてもらった。 

それから数日後、彼から一本の連絡が入った。
今度の視察用に、ガズさんのコンセプトに合ったウクレレのイメージが出来上がったので、それを視察までに何としても間に合わせて作りたいという。だから、私の頼んだウクレレよりも先に作らせて欲しいという話だった。

私はとても嬉しかった。彼がただ製作のプロとしてゲスト同行するのではなく、自発的に視察チームの一員として行動してくれたからだ。
私は彼に、私のウクレレの製作分をそのまま試作ウクレレにしてもらって良いと伝えた。

こうして、たった一月あまりしか時間がない中で、彼は見事に最高な試作ウクレレを作り終えた。

shisaku2.png

それは、まさに寝る間も惜しんで作り上げた傑作であった。

もちろん、ガズさんもこの試作ウクレレには太鼓判を押した。ただ単に素晴らしい音色がするだけでなく、鳴りも素晴らしい。そして、ガズさんがこだわったプレイヤビリティ(弾きやすさ)も見事に実現されている。

余談だが、このウクレレにはヘッドにはGAZZLELEの「G」の文字があしらってあるが、それ以外にもブリッジが独特な形状をしており、これはガズさんがスケッチしたデザインで忠実に再現されている。このブリッジの形状が本当に特徴的で格好良く、ガズさんはもちろん、私もとても気に入っている。  

何はともあれ、こうして我々は最高のチームで、最高な準備を整える形で視察ツアーに臨むことができたのである。  

> 次回、G-Labovol.10 歯車が動き出す!視察の果てに得たものは?⑤ に続く。




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【G-Labo】vol.8 歯車が動き出す!視察の果てに得たものは?③

Posted by takeshiueda on   0  0

< vol7. 「歯車が動き出す!視察の果てに得たものは?②


川上くんの告白を聞き、私が思ったのは、一言で言えば”色々もったいない”という事である。
だから私が彼に一番初めに伝えた事は、"彼自身や彼の作品は、自身が思っているより遥かに価値がある”という事であった。

彼は、彼自身の持つ確かな技術と、その結晶たる作品に見合うだけの"自信"と"誇り"を持つ事が最も重要なのだ。それが、彼が職人であるための大前提である。

平たく言えば、「技量に見合った絶対的な自信を持て」ということである。

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後に聞いた話だが、彼はタカミネ時代には、あのジョン・ボンジョヴィやアヴリル・ラヴィーンなどの大物海外アーティストに始まり、国内では長渕 剛 氏などのギター製作に携わっていたという事だ。
そんな彼がわざわざ自分の価値を下げしめてまで、安価に作品を売る必要は全くないのである。

ただ、良いモノだから売れるわけでもないし、安いから売れるわけでもない。
更に言えば、良いモノをただ安くすれば売れるというものでもない。
買い手に“良いモノであるという理解”を得て、極めて適正な価格で売れば良いのである。
つまり、売り方の問題である。

そもそも彼の工房の一月あたりの生産可能本数は7本であったが、彼の設定していた価格では、仮に毎月7本売れたとしても、手元に残るのは一般的な新入社員の初任給にも満たない。つまり、このビジネスは初めから破綻しているのである。

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問題はどう世の中から“良いモノであるという理解”を得るかであるが、これは、ブランディングやプロモーションの仕方にもよるが、そんなものは正直いくらでもやりようがある。

何故なら、私はその時既に、彼自身の技術、そして彼の作った

ウクレレ

が紛れもなく本物であるという確信を得ていたからだ。この最も重要にして絶対的な前提条件を満たしているからこそ、その先のやり方はいくらでも見いだす事ができる。

moja55.png

簡単に言えば、彼の技術や彼の作品が名実共に本物であると世の中に認識されれば、有名店だろうが、量販店だろうが、わざわざ頭を下げてお願いしなくても、あちらからぜひ取り扱いたいとオファーをもらう事ぐらい容易な事なのである。  

とはいえ、私の中では既に“最も確実で手っ取り早く”彼が世に認められる術のイメージは出来上がっていた。

何故なら、私は昨今のウクレレ業界において、最も影響力のある人物をよく知っているからだ。
もちろん、

ガズ

さんのことである。

moja44.png

ただ、重要なのは、川上くんがこれから話す私の話に流されるのではなく、自分で考えて、自発的に話に乗ってくる事が最も大切だと思ったので、まずは、ここで改めて、自分の自己紹介をする事にした。 

そしてその中で、私は

GAZZLELE

のガズさんとこれから始める

ベトナムウクレレを作るプロジェクト」

のあらましについて話をした。

彼はまず、

ガズ

さんの名前を聞いて驚いていた。

ウクレレ

業界では、まさに時の人であるから無理もない。私はガズさんが考える

GAZZLELE

らしいウクレレのコンセプトについても説明した。

これには彼もとても共感している様だった。そして、それからおよそ一ヶ月後に

ベトナム

に工場の視察に行く事も伝えた。彼はとてもワクワクしている様子で私の話に聞き入っていた。

一通りの話が終わった時、悶々とした表情で、彼は私に自分がどうしたら良いか尋ねてきた。
私はその質問には答えず、彼にどうしたいかと聞き返した。自分で考えて言葉を発すべき場面である。

一呼吸ののち、彼は「

ベトナム

に自分も同行したい」と、私に申し出たのだった。







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【G-Labo】vol.7 歯車が動き出す!視察の果てに得たものは?②

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< vol.6 「歯車が動き出す!視察の果てに得たものは?①



工房KSPは、私が想像していたウクレレ工房とは随分と異なるものであった。



まず、住所の記載に従って到着した場所は、ウクレレ工房ではなく、古い倉庫を改装したであろうトランポリンの練習場だった。

住所を間違えたかもしれないと思い、電話で再確認してみたが、ここで間違いないと言う。怪訝に思いながらもトランポリン練習場に入り挨拶をしてみると、入り口すぐ手前にある事務所らしき小部屋から、天然アフロが印象的な一人の青年が出てきた。

このアフロ青年こそが、川上くんだった。

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彼にその小部屋に招き入れられたのだが、中を見て驚いた。工房がこの小部屋の中にあったのだ。

小部屋自体はおそらく12畳ほどの広さで、おそらくはDIYであろう間仕切りが施され、おおよそ半分の6畳程度が工房スペースになっている。
その工房スペースには所狭しと作業台やウクレレ製造用の機材が並んでおり、人が動いて行き来できるスペースとしては4畳半もなかったと思う。

moja2.png

しかし、いかにも使い込まれた工具や、やや無骨に壁に掛けられた彼の作品、床に堆積した木の切り屑、そしてこの工房全体に漂う木の香りを感じた時、私はここが

"本物の職人"

が働く、紛うかたなき

"ウクレレ工房"

だと実感した。  

私はまず、お目当てだった彼のウクレレを弾かせてもらった。そのウクレレは、facebookで何度か見かけたとおりの奇妙なカタチをしていたが、弾いてみると、驚くほど繊細で素晴らしい音色を響かせた。

ボディは頭が細くお尻のでかいヒョウタンのような形をしており、先端が細いせいか通常のウクレレよりも随分小さく感じたが、その小ぶりさからは想像できないほどの音量で良く鳴ったのがとても印象的だった。

moja3.png

私は彼に、このウクレレの不思議なカタチの理由を聞いてみた。すると、彼はまず

ウクレレ製造

の細かな歴史について語り始め、そこから自分のウクレレのカタチのルーツやコンセプトについて、事細かに私に説明してくれた。
その時の彼は、電話でややぶっきら棒に感じられた男と同一人物と思えないほど、雄弁で情熱的だった。

何度も言うが、その時の私はウクレレ入門者であった。だから

ウクレレ製作

の詳細な話を聞かされても、実際には半分どころか3分の1も理解できていなかったが、それでも私は、彼の話に聞きいってしまった。

何故なら、彼の話は本物の職人が発する熱のある言葉によって紡がれており、ウクレレの話を通じてまるで彼自身の人生を語っているかのような重みを感じたからだ。有り体に言えば、とても面白くて興味深い。

すっかり彼のウクレレを気に入った私は、彼にこのウクレレの価格や納期を尋ねてみた。すると彼は、驚くほど安価な金額を提示してきた。

正直な話、私が想像していた金額の半額以下である。

彼は良い意味で私がその価格に驚くものと思っていたかも知れない。だが、私の反応は全く逆のものだった。私は少々面倒くさい客であるので、「安すぎる」と率直な感想を彼に伝えたのだった。

モノが良くて価格が安いのは、客としては大変喜ばしい事だ。しかし、彼自身の人件費や、材料の原価などを想像すれば、深く考えるまでもなく、整合性がつかないプライシングである事は明白であった。それに、原価云々を差し引いたとしても、彼の技術が詰まったこの素晴らしいウクレレの価値はそんなに安いものではないと思った。

おせっかいかもしれないが、私は彼にこのウクレレはどこかに卸しているのか尋ねてみた。すると、「ごく一部の楽器量販店に委託販売という形で置かせてもらっているが、ほとんど動いていない」という。

確かに彼のウクレレは、おおよそ量販店に似つかわしくない製品ではある。なので私は、もっと玄人好みのショップでは販売しないのかとさらに聞いてみた。
彼の答えるところによれば、ある有名店に取り扱いを頼みに持ち込んだところ、ウクレレそのものは高く評価されたものの、「ネームバリューのないモノは置けません」と断られたという事だった。
苦々しい表情を浮かべる彼に、私はこの際なのでストレートに聞いてみた。
この工房、上手くいってないんじゃない?と。

彼は思い詰めた顔で頷いた。
そして何と、実は今、職人を辞めるべきかどうかを本気で悩んでいるところだと吐露したのである。 

それから彼は、自分がどういう経緯でウクレレ職人になるに至ったのか、私に打ち明けてくれた。 

聞けば、彼は元は大手ギターメーカーの高嶺楽器製作所(タカミネギター)のギター職人だったのだそうだ。長年勤めていたが、企業体質に馴染まず退職し、そこから大手ギターショップのリペアマンなどの職を経て、最終的に自分の理想とする楽器づくりを実現するために、一念発起して独立。
そうして、この「工房KSP」を開いたのだと言う。

しかし経営は上手くいっておらず、副業として運送会社で働きながら、何とかここまで頑張り続けているのだと彼は語った。

さらに彼は既婚者であった。奥さんも共働きで彼の夢を支えており、それも今のままでは申し訳なく思っていると言う。

職人を辞めたい訳では決してないが、続け方がわからない、そんな様子だった。

私は率直な感想を彼に伝える事にした。
全くもって辞める必要は無い。全然売りようはあるし、実のところ大して難しい問題ではない、と。


次回「歯車が動き出す!視察の果てに得たものは?③」に続く。




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【G-Labo】Vol.6 歯車が動き出す!視察の果てに得たものは?①

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< vol.5 「タクシー運転手の紹介!?麻薬密造工場みたいなウクレレ工場!」 



全ての視察が終了したその日の晩、視察隊一行はベトナムでの最後の晩餐を目一杯楽しんでいた。  皆お酒が大好きなようで、酔っ払いながらも、視察で得た様々な収穫を話題の中心にして、大いに盛り上がっていた。

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余談だが、「333(バーバーバー)」や「BIA SAIGON(ビア サイゴン)」などのベトナムビールは、飲みやすくて美味しいらしい。スーパーやコンビニなどで買うと1缶50〜60円程度という大変なお値打ちさである。  

しかし、実は私は恥ずかしながら一切お酒が飲めないため、残念な事に、私自身の感想としてこのビールの良さを上手く伝えられない。 
だからここでは、ガズさんと川上くんの高速ピッチで豪快な飲みっぷりから、二人がこのベトナムビールをいたく気に入ったに違いないということだけ伝えておこう。 

beer1.png

ただ一人しらふの私がこの宴席を観察していたところ、酔っ払いながらも、一人悶々とした表情をしている男がいた。川上くんである。  
何が彼を悶々とさせていたのか?それを語るには、まず“私と彼の出会い”、そして“ガズさんと彼の出会い”について語らなくてはならない。 

それは視察ツアーから遡ること一月半ほど前の事である。 

私はfacebook上で「勝手にガズレレ」のニュースフィードを読んでいた。「勝手にガズレレ」はGAZZLELEファンによって作られているfacebookグループで、そこで各人が演奏動画などを思い思いにシェアしている。 
私はその中で、何人かの投稿者が“不思議な形のウクレレ”を弾いているのがとても気になっていた。  

気になったらわかるまでとことん調べるのが私の性分なので、過去の投稿などを調べまくったところ、そのウクレレがどうやら「工房KSP」というところで作られているらしい事を突き止めた。 

ksp.png


私はウクレレを始めてまだ一年半足らずだったが、何事も形から入る性分のため、どうせやるなら最高なウクレレが欲しいと、ウクレレのメーカーに関しては国内外問わず相当調べていた。しかし正直、「工房KSP」というのは全く聞いた事のない名前だった。  

工房KSPをググってみたが、WEBサイトも無ければ、製品を売っているお店も見つける事ができない。しかし、私はfacebook上に工房KSPのアカウントがあるのを発見した。唯一の有力な手がかりだ。そこには、住所と携帯番号だけが記載されていた。 

驚いたことに、工房KSPは「小牧」という場所にあるようだ。それは、私が住む名古屋と目と鼻の先で、車でたった30分足らずの場所である。 好奇心に駆られた私は、KSP工房に足を運ばずにはいられなかった。  

とはいえ、そこはお店ではなく工房という事だったので、まずはfacebookに記載されている携帯番号にかけて、アポを取ってみる事にした。 
電話に出たのは、いかにもコミュニケーションが苦手という感じの、ややぶっきら棒な感じの男性だった。

これこそが、私と川上くんのファーストコンタクトである。 

私は早速その日のうちに、工房KSPに向かう事にした。  





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