ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】vol.23 ついに始まるクラウドファンディングへの挑戦!⑤

 

プロジェクトの公開予定日の告知は、まずはGAZZLELEチャンネルの動画で、その他にもFacebookやブログなどでも告知された。

 

【ベトナムウクレレ by G-Labo】vol.23 ついに始まるクラウドファンディングへの挑戦!⑤
これがとても良い反響で、GAZZLELEファンの多くの方々から応援のコメントやメッセージが届いた。
特に動画では、“ガズのわがままウクレレ”の詳細や、川上やベトナム工場のストーリーが“流石のガズさん節”により見事に語られ、非常にインパクトのある形でGAZZLELEファンにこの“盛大なお祭り”の開催を伝える事ができたのである。

更に動画の配信は、公開までカウントダウン形式で毎日続けられ、まさにファン全体を巻き込む大騒動に発展していった。
また、PR Timesからプレスリリースを出したのだが、こちらの反響も良く、多くのWEBメディアに転載されていった。
これで、準備としてやれる事は全てやり終えたといった感じである。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】vol.23 ついに始まるクラウドファンディングへの挑戦!⑤

 

こうして、我々は公開日までの数日間、大きな期待感(ワクワク)と、それでも開けてみなければわからないという不安感(ドキドキ)が入り混ざった複雑な心境で待つのみとなったのである。そして、2019年6月25日の正午、我々のクラウドファンディングプロジェクトは遂に公開された。
そこで我々は信じられない驚きの体験をする事となる。

 

最初の異変は“スマホとiPad”だった。

まるでタチの悪い悪戯か、機器の故障を疑ってしまうほどに、メール受信の通知音が連続で鳴り続けるのである。

5分経っても、10分経っても、鳴り止む事がない。それは、支援者達からのリターン購入の通知メールだった。
実際のところ、数時間にわたりこの勢いが衰える事なく、通知は鳴り続けた。
メールはガズさんの方にも同時に流れる。この時に電話で話をしたガズさんの驚きようを、今でも良く覚えている。
この“想定外の異常事態”にガズさんも私も関係者一同が皆大興奮していた。

そして、数時間後、我々は目標としていた“500万円”を見事に達成する事ができたのである。

ガズさんは早速YouTubeでこの速報を配信し、ファンに厚い感謝を伝えていた。
私は直ぐにベトナムの川上や兼松にこのミッションコンプリートの朗報を入れた。
もちろんベトナムでも驚きと歓喜の声が上がっていたのは言うまでもない。

そうして、想定外の勢いで支援が集まったということで、大いに喜ぶところではあったのだが、それと同時に我々は、想定外の課題とも向き合わなければならなくなった。
一ヶ月間を想定していたクラウドファンディングの期間初日にして、用意していたほとんどのリターンが完売してしまったのである。

もちろんリターンは後からでも追加可能なので、この勢いに乗ってさらなる追加をガンガン行うべきだったのかもしれない。
実際に、アドバイザーであるクラウドファンディングの専門家の意見では、試算によれば2000万円以上は狙えるという話だった。

しかし正直な話、それには私もガズさんも少し躊躇していたのである。
「売れるだけ売る」というのは商売として正しいかもしれないが、“GAZZLELE”として、“売りに走り過ぎた”と見える姿勢は如何なものだろうかと考えたのである。

また、生産に関しても、ベトナムでは月産200本を目指して動き始めていたものの、まだそれが出来上がってきていたわけではなかった。
川上やトムさんを信用していなかったわけではないが、我々が目指す本当の目標はクラウドファンディングの成功ではなく、
安定的に高品質なウクレレを製造し、これを業として継続的に販売し続ける事なのである。

つまり、GAZZLELEから派生した「G-Labo」というブランドを、一発屋の色物としてではなく、
ちゃんとした信頼のおけるメーカーとして世に認知してもらい、
GAZZLELEと同様に、深く、末長く愛されるようにする事こそが最も大切なことであると考えたのだ。

 

こうしたブランディングの観点から、我々はベトナム側と相談し、“確実の確実”に担保できるであろう生産可能本数分だけ、追加のリターンを用意した。

確実の確実とは、万が一トムさんの工場で何か問題があった時に、川上を中心にリカバーできるギリギリの本数である。

こうして、我々のクラウドファンディングは、最終的に「8,272,832円」の支援金が集まったところで幕を閉じた。
誠にありがたい事に、当初の目標額からすれば、それでも十分すぎる大成功であった。

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そして、追加リターン数を考慮した際の決断は、この後我々を襲う“とんでもない大事件”から我々自身を救うことになる“英断”であったと、後に思い知らされる事になるのである。

次回、「vol.24 いよいよ訪れる大惨事への序章①」に続く。


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この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
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