ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】ガズクラブの“舞台裏”①|vol.270

◆1つ前の記事: 【ベトナムウクレレ by G-Labo】アイデアが生まれ続ける仕組みを創る!|vol.269
◆初めての方はこちら・・・G-Laboストーリー 目次 プロローグ

GAZZLELE(ガズレレ)のオリジナルウクレレを、ウクレレ職人MOJA川上がベトナムに移住して創る!vol.270

大変久しぶりの更新となってしまい誠に恐縮だが、本日は「ガズクラブの舞台裏」についてお話しさせていただこうと思う。

ガズクラブは発足から丸1年が過ぎたところであるが、緩やかな右肩上がりに会員数の増加が続いており、現在では1500名弱のユーザー達が参加している。

その活動の1つにfacebookのガズクラブグループがあるのだが、今回はそちらで発生した“ある問題”に対する、私、事務局の見解と対応について語ろうと思う。


まずは、今回起こった問題のあらましを簡潔に伝えるとこんな感じだ。

ガズクラブのfacebookグループには、会員が日頃練習している楽曲や、練習の成果となる演奏動画を投稿するグループがある。

発足以来、1年を通じてそうしたグループが活動する中で、私が分析した理由はここでは割愛するが、開設初期と比べると明らかに投稿数が減少するという現象が発生していた。

そんな状況を憂いた熱意溢れる一人の会員が、停滞する状況を打破すべく、新しい試みとして、クラブ内で“生配信イベント”を行ったというのが、残念ながら今回の事件の発端となったのである。

このイベントの配信には発起人の声がけに呼応して数名のメンバーが参加した。

イベントの直前には“参加メンバーによるイベント告知”もグループ投稿でなされ、開催時には、配信に参加するメンバーに加えて、他のメンバーからの視聴もそれなりに集まり、少なからぬ賑わいを見せた。

しかしながら、この私設イベントに対する反響は、決して肯定的なものだけではなかった。

そもそもガズクラブという場で一会員がイベントを主催するという事そのものに疑義を唱えるユーザーもいれば、イベント内で使用された楽器が一部ウクレレではなかった事についての指摘など、事務局には他のメンバーから、様々な質問やクレームが寄せられた。

実際のところ、参加メンバーによるイベント告知が投稿された時点でも既にそうした疑義は生じており、事務局にもパラパラと質問が寄せられてはいたのだが、正直な話、如何せん告知から開催までの期間が短く、そのため事務局としては大変申し訳ない事に、十分な対応に至ることができなかったというのが実情であった。

そこで事務局としては、このイベントの開催後、要点だけを言うのであれば、開催者への熱意に対する感謝と共に、『以後、同様のイベントを企画される場合は、事務局にご相談いただきたい』という旨のメッセージを公式に発表させていただいたのだ。

しかしながら、当然に事はそれだけでは収まらなかった。

まず一部のユーザーが、事務局からの上記のメッセージを受け、SNS内外において、個別に本件に関する個人的な見解を発信し始めた。

挙がった意見はまちまちで、イベントに対して肯定的なものもあれば、否定的とまではいかないが、疑問を呈する様なネガティブなものまで様々であった。

その中で、イベントに積極的に参加されたイベント肯定派の方々からは、イベントに対して疑義を唱える意見から主催者や参加者の立場を保護すべく、明確な反論意見を投げ返すといった論争が勃発したのである。

このような論争が発端となり、事務局は私主導で、緊急にガズクラブ内でのミーティングを実施する事になった。


このクラブミーティングは以下の様な流れで執り行われた。

まずは、「ガズクラブの実情」を“数字”で理解していただき、ガズクラブに対して、様々な関わり方を持つメンバーが各々の想像以上に数多く存在しているのを知っていただく事だ。

実際に1500名弱の会員数に比して、facebook参加者はその3分の1以下で400名強といったところで、更に、普段動画を投稿している人や、投稿のコメントに参加している人の数は、その8分の1程度である。

つまり、そもそも今回問題となったイベントに関わった人達の総数で見ても、全体から見れば、極めてマイノリティ(少数派)だとも言えるのである。

多くのメンバーは、クラブのメインコンテンツである楽譜ダウンロードや、メンバー限定のオンラインイベントへの参加をメインとしており、実質的なfacebookの活用には至っていない事が、数字から明確に読み取れた。

この話の冒頭で申し上げたとおり、ガズクラブに対しては、様々な関わり方を持ったメンバーが、実に多く存在しているという事である。


そして、重要なのは関わり方が違えば、立場が違うという事で、見える景色の印象も当たり前に違ってくるという事だ。

この事実から少なくとも2つの事が言える。

1つにはメンバーの誰の発言・意見であったとしても、当然に対面には、真反対の意見を持っている人が当たり前に存在すると言う事。

そして2つ目には、個別の意見による扇動で全体を動かすというのは、“その意見の正誤に関わらず”そもそも極めて困難というか、限りなく不可能に近いという事だ。

まずそうした事務局の認識を共有した上で、次にお話ししたのは、このミーティングの参加申請の際に参加者より寄せられた様々な意見についてである。

そもそも「同じガズクラブ内にも様々な見地がある」という前提を理解していただかなければ、ここからの話も理解いただけないと思い、前段の実情からお話ししてからのこの流れとなったというわけだ。


ここで頂戴した意見は、本当に様々なものだった。

当然に我々事務局に対する要望や不満もあれば、先述のライブ配信についての賛否の意見、その他、facebookの活動や、今後のリアルイベントについてなど、本当に様々だ。

ここでは、本筋から外れてしまうため詳細は割愛させていただく事にするが、どれも貴重な意見の数々で、本当に今後の参考になるものから、溢れんばかりのガズクラブに対する熱意をお伝えいただくメッセージまで、運営に携わる者として、非常に胸が熱くなる、大変ありがたいご意見を多数いただいたと実感している。

そんな中、本記事の主題であるライブ配信イベントについては、次の様に改めて見解を述べさせていただいた。

まず、こうした熱意あるイベントを発起していただいた事について、事務局としては非常に感謝しているという点と、しかしながら、今後そうしたイベントを行う場合は、まずは事務局に相談していただきたいというものだ。

これは、先だってイベントの事後に発表した公式見解と同じものである。

この見解自体の意図は改めて後述するので、ここでは詳細な説明を割愛するが、後にこの見解の発表がきっかけとなって、我々はようやく本問題の深層に触れる事となる。

その他にも、事務局発信の情報をより明確に伝えるために、これまでの運営側とメンバー側の発信する情報が混在する状況を改善すべく、メイングループへのメンバーからの投稿に対して制限を行い、同時に、別グループにてメンバー間の交流を行っていただく事や、そもそもFacebookをより活用していただくためのFacebook限定のイベント等を運営側から提供させていただく事などをお話させていただいた。

情報量が多く、かなり駆け足のミーティングとなってしまったが、ざっくりとはそんな感じで話が進んだ。

そして後日、ミーティングの報告という形で、メンバーの皆様全員に向けて、改めて連絡をさせていただく運びとなったのである。

vol.271 ガズクラブの”舞台裏”② に続きます



\ R A N K I N G /

ブログランキング参加中!
よろしければ下記2つのボタンをクリックしてください!当ブログに1票投票されます。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】ガズクラブの“舞台裏”①|vol.270 いいね!@人気ブログランキング > 社長ブログ

にほんブログ村 経営ブログへ いいね!@にほんブログ村 > 経営ブログ



\ R A N K I N G /
ブログランキング参加中!
よろしければ下記2つのボタンをクリックしてください!当ブログに1票投票されます。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】ガズクラブの“舞台裏”①|vol.270 いいね!@人気ブログランキング > 社長ブログ【現在6位】

にほんブログ村 経営ブログへ いいね!@にほんブログ村 > 経営ブログ【現在7位!☆1ランクアップ↑↑↑】

takeshiueda
この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
SNSでフォローする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。