ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】ついに始まるベトナムツアー!〈B面〉その1 | vol.38

 

GAZZLELE”ガズ”モデルのオリジナルウクレレを、ウクレレビルダーMOJA川上がベトナムに移住して創る!
G-Labo誕生ストーリー – vol.38

ベトナムツアー二日目。この日はいよいよ参加者一同が川上工房(G-Labo工房)を訪れるのだが、実は大変残念な事に、この極めて重要なメインイベントに私と兼松は参加する事ができなかった。

というのも、例のプランB (新工場設立)の遂行のために、工場物件候補の視察を行わなければならなかったからである。

そのため、イベントの進行はガズさん、こずえさん、川上、篠原さんの四人に任せる事として、私は兼松と共に、工場物件視察の旅に出る事となったのである。

イベントにプランBの遂行と話が入り乱れてしまい恐縮だが、まずはこの工場巡りの話をして、その後、このツアーのメインイベントであるセミオーダー製作の模様をお伝えしようと思う。


さて、そういうわけで、まずはプランBの肝となる工場物件選びだが、実は兼松に依頼して、既にリストアップした候補物件の事前調査も終えており、選りすぐりの“見るべき物件”を絞り込んでもらっていた。

つまり、あとは私自身が絞られた候補物件を直に確認し、最終的にどこにするのか決めるだけの段となっていたのである。

この物件探しの選定ポイントは細かく色々あったが、全てを説明するとややこしいので主だったものを挙げると、「予算は1000〜2000ドル」、「広さは300㎡以上」、「工場近くに“川上の住める”住居がある事」、「登記ができること」といった感じであった。

価格は広さの相場からひろっただけだが、「広さは300㎡以上」というのは、考えられるウクレレ製造工程のほぼ全てを自社工場内での内製にて賄うのに必要な、おおよその最低床面積である。

また、「工場近くに“川上の住める”住居がある事」というのは、川上の住んでいた住居近くでは、条件に当てはまる物件候補が挙がらなかったため、あまりに今の場所から遠方になるようであれば、当然に引っ越した方が良いだろうという事と、川上夫妻たっての願いで、一戸建ても悪くないが、引っ越せるなら“高層マンション”が良いという贅沢な要望を受けての事だった。
なかなかの豪邸だったとはいえ、やはり毎日の四階建ての階段の昇り降りが大変だったのだろう。

そして、「登記ができる」というのが、実は非常に重要なポイントなのである。

ベトナムでも日本と同様に不動産登記や商業登記というものがあるのだが、実情は結構ファジーで、特に不動産登記に至っては“登記の無い物件”というものも往々にして存在する。

そして登記が無い物件では、当然に商業登記の際に本店所在地として登記する事ができないため、“通常は”使えないのである。


そういうわけで、このベトナムツアー時の候補物件巡りでは絞り込まれた四物件を周ることなったのであるが、ここでは、特に印象に残った二つの物件について紹介しようと思う。

まず第一の物件であるが、この物件はいわゆる下町的な町工場が立ち並ぶエリアにあり、商業的なものがほとんど無いので、近くに住むにはどうかといった感じもあったが、工場の設備としては申し分なく、セキュリティ面も鉄製の大きなゲートがあり、とてもしっかりしている印象だった。

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また、並びの工場もオーナーの持ち物件らしく、一帯の管理体制もしっかりしているので、治安面も心配がないという事だった。

工場自体の構造も素人目でわかるレベルでしっかりしており、床も壁面もコンクリート張りで立派であったのが印象的だった。
ありていに言えば、日本人的な目で見て、普通に安心して使えそうな工場といった感じである。

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一つ難点を挙げるなら、この物件を仲介している不動産会社の“お兄さん”である。端的に言うならば、少しばかり“柄がよろしくない”のだ。

その容姿は昔のヤクザ映画のチンピラが付けるような、ちょっと品のない金ピカな指輪やネックレスなどを身につけ、接客も“ゴリ押し系”であったのである。
細かな事でいくつかの懸念事項について質問すると、一方的な話し方でまくし立てられ、「それは後々何とでもなる」という風に胡散臭く押し切ろうとしてくるのである。

物件が悪くないだけに、こういう対応は少し残念だったが、“逆にわかりやすい”ので判断には助かる。
今後の賃貸のやり取りや、賃貸後に必ず発生する“賃上げ交渉”などを想像すると、考えるまでもなく面倒そうなので、ここを借りるのは“まぁ無いね”といった感じなのであった。


そしてもう一つの物件だが、こちらはとても不思議なエリアに位置していた。

物件は田舎の“ど”ローカルな商店街のある通りから一本入ったところにあるのだが、面白いことに、一本入っただけで、思わず「えっ?」っと驚いてしまうくらい、突如として落ち着いた雰囲気の住宅街が現れ、本物件は、何とその住宅街の一角にあったのである。

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これまで川上が借りてきた住居のある場所もそれなりに閑静な住宅街なのだが、そこともまた少し雰囲気が違う。

住宅同士が密集しておらず、広々とした庭付きの高級住宅がポツンポツンとある感じの、落ち着いた”高級住宅エリア”といった感じである。

そして候補物件の目の前には、茅葺屋根のパッと見なかなかにおしゃれな感じのカフェがあった。エリア一帯の雰囲気としては、バリ島などで見られるような、ちょっとした南国リゾート風な感じであった。

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そして肝心な物件だが、案内された先には何と工場はなく、廃墟のような倉庫の“骨組みだけ“がそこにあった。

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これは一体どういう事なのか?我々は、一先ずオーナーから話を聞く事にした。



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takeshiueda
この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
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