ベトナムツアーが終わり半年が過ぎた頃、我々はようやくにして、セミオーダーの製品をお客様に届ける事ができた。
当初の予定ではこの二ヶ月前にはお届けできる予定で、“何故二ヶ月も遅れてしまったのか?”については後述したいと思うが、まずはツアーの後日談として、このセミオーダーがいかにして仕上がったのかを報告しようと思う。
出来上がったセミオーダー製品は、その一本一本に、川上からの説明動画を付ける事にした。
このウクレレがどんな仕様で、どのような特徴があるのか、川上自身の言葉で伝える事が、とても大事だと考えたからだ。
このウクレレの製作に、どれだけの思い入れを持って取り組んできたのか、作り手の想いや情熱をできる限りの演出でお客様に届ける事で、G-Laboとお客様の間にある“確かな絆の証”として伝えたいと考えたのである。
この動画による説明サービスは大変好評で、ベトナムツアー参加者だけでなく、それ以外のセミオーダープランを選ばれたクラウドファンディング支援者全員にも同様に送られたのだが、事前には予告していなかったため、結果的に“サプライズ的な動画”となった事もあり、大変ありがたい事に、多くの方々から驚きと感謝のメッセージを頂く事となった。
G-Laboでは、「モノづくり」も「モノの販売」も、全てお客様の記憶に残る“特別な体験”としてお届けしたいと考えているのだ。
そうする事で、“極めて特別なコンテンツ”である“GAZZELE”と同様に、その派生ブランドであるこの“G-Labo”も、必ずやファンに愛される素晴らしいブランドとして成長できるものと考えているのである。
さて、今回はいつもの長文からは趣向を変えて、写真を中心に語ろうと思う。
以下がベトナムツアーに参加された4人の支援者のために製作させていただいたウクレレである。
今回はこのブログのために特別に掲載の許可を頂いたので、是非ご覧いただきたい。
また、参加者の一人である熊木さんより、納品されたセミオーダーの解説動画を頂いたので、そちらも併せて掲載したい。
熊木さんは、ウクレレ教室の先生もやっておられ、とても説明が上手いので、私の拙い文章の何倍も上手く伝わるものと思う。
まずは、百代さんのウクレレである。
こちらの主な仕様は、「トップ材:AAAAアカシア サイドバック材:ウォルナット」という事で、GAZZLELE的というか、G-Laboならではの7フレットに仕上がっているのが大変特徴的なモデルである。
豪華な素材でありながら、ロゼッタや指板のポジションマークは白蝶貝で装飾されており、ペグのつまみはエボニーで、女性らしく、大変可愛らしい印象に仕上がっている。川上いわく、おそらく“世界でただ一本の仕様”であろうということだ。
次にエマさんのモデルである。
こちらの主な仕様は「トップ材:サルスベリ サイドバック材:マホガニー」だ。
こちらも白蝶貝の装飾が施されており、加えて、仕上げがグロスフィニッシュ(艶あり)となっており、素材の豪華さが目一杯引き出されていて、気品の漂うとても上品な印象に仕上がっている。
川上いわく、エマさんの要望でもあったLowGチューニングにも非常にマッチした、“丸みのある音質”に仕上がったという事だ。
最後に、熊木夫妻のモデルである。
まずは奥様のモデルだが、こちらの仕様は、「ソプラノモデル トップ材:AAAAアカシア サイドバック材:AAAAアカシア」という事で、とても豪華な仕様となっている。
美しい素材を際立たせるグロスフィニッシュにより、非常にインパクトのある一本に仕上がった。
こちらも装飾には白蝶貝が使われており、指板のポジションマークには、ガズさんがデザインしたブリッジの形があしらわれているのも特徴的だ。
川上いわく、とにかく豪華でインパクトがあり、その音色は本場の上質なハワイアンコアそのものと言っても良いほど似通っており、大変歯切れが良く、何よりとても可愛らしいという事だ。
そして、ご主人のモデルだが、こちらの主な仕様は、「コンサートモデル トップ材:ウォルナット サイドバック材:サルスベリ」となっているが、素人目にも一目で良質な木材とわかるほどに杢目が美しく、かなり独特な雰囲気を醸し出している。
装飾にはとても煌びやかで上質なアバロン貝が使用されており、奥様とお揃いのデザインのポジションマークが印象的な一本である。
川上いわく、この組み合わせのウクレレは、おそらく“世界初”だろうという事で、何より作った本人が驚くほど“鳴りが良い”という事だ。
先述の通り、熊木さん自身の素晴らしいレビュー動画を頂いたので、是非ご覧いただきたい。
以上が、ベトナムツアーにてオーダーを受けたセミオーダーウクレレの紹介となるが、これらのウクレレを弾く度に、我々のテーマとしてきた“特別な体験”が、色褪せる事なく続いてく事を切に願っている。
そして、先述の通り、近日中にセミオーダーサービスをオンラインで行えるサービス(仕組み)がスタートする予定だ。
まずはWEBサイト上からのスタートとなるが、後には必ず“G-Laboアプリ”を開発し、世界中のユーザーがアプリを使って自分好みのウクレレを創作しオーダーできるという“世界初の仕組み”に挑戦したいと考えている。
もちろん、そこでも、ただのアプリに留まるのではなく、我々ならではの“最高に特別な体験”を提供したいと考えているのだ。
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