THE MISSION

G-Labo公式ブログ 波乱万丈!ベトナムでウクレレを創るドラマティックなビジネスストーリー。

【G-Labo】vol.3 ここは海賊のアジト?驚愕のベトナムウクレレ工場!?

Posted by takeshiueda on   0 

vol.2「エネルギーに満ち溢れた街。初めてのベトナムに驚け!」

この視察ツアーで巡ったウクレレ工場は全部で8つあるが、特に印象に残ったのはその内の3つである。


まずは最初に訪れた工場だが、ここはインパクトという意味では、視察の初っ端にして、ダントツのNo.1だった。
間口はそれほど広いわけではなかったが、驚くほど奥行きがあり、入り口からは想像がつかないほどとにかく奥に長く続いていた。薄暗く埃っぽい、そしてとにかく蒸し暑い作業場が奥へ奥へと長く続いており、まるで洞窟にある海賊のアジトを彷彿させる雰囲気で、所狭しと多くの半裸の職人達がひしめき合いながら、まさに汗水垂らして作業に没頭していた。

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その混沌とした様は、日本人的な価値観からすれば、お世辞にも「工場」と呼べるものではなく、まさにカオスであった。私がこの異様な光景を目の当たりにしてまず感じたのは、このツアーに対する「一抹の不安」と「妙なワクワク感」という複雑な感覚だったのを、今でもしっかり覚えている。

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この工場では、ウクレレだけでなく、ギターの製造も行っているようだったが、出来上がったギターのボディなどは、そのまま乱雑に高く高く積み上げられており、削られた木材の切り屑はまるで雪国の積雪のように積もっていた。そして、カオスの最奥部に到達すると、そこにはまさに海賊の女頭さながらの強そうなボス(女社長)が我々を待ち構えていた。

内心ホッとしたのは、彼女が我々を迎え入れてくれた部屋には、ちゃんとした応接があり、クーラーが完備されていた事だ。これは私や川上くんにとっての安心ではなく、主にガズさんに対するものであった。ガズさんは元白血病患者で、奇跡的に完治できたものの、治療の後遺症で首から下の汗腺がうまく機能せず、暑い中での打合せは、常にリスクと隣り合わせなのである。 

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このツアーには大事なミッションが二つあった。一つは、彼らが普段制作しているウクレレの出来映えを、プレーヤーとしてガズさんが、ビルダーとして川上くんが品定めする事。そしてもう一つは、川上くんが作った試作ウクレレを彼らに模作してもらう事である。

まず彼らが普段作っているウクレレだが、正直あまり良い出来とは言えなかった。鳴り(音の響き)も音質も今一つで、川上くんの作った試作ウクレレと比較すると全ての面で圧倒的に劣っていた事は、ウクレレ初心者の私ですら簡単に理解する事が出来た。一言で言えば、とても仕事が雑だったのである。

とはいえ、この工場の利点が全くなかったわけではなかった。女海賊もとい、女性社長の話では、この工場には100人近くの職人が働いており、月産にして1000本ものウクレレを製造する事が可能であるという事だ。この生産力は本ツアーの中では随一であった。また製造コストにおいては、このツアーで巡った工場の中では圧倒的な最安値を記録したのである。

更に、ここの職人は雑な仕事とは裏腹にとても真面目で謙虚であり、こういう一幕があった。
川上くんにこの工場のウクレレがダメ出しされた際に、若いがリーダ的な立場の職人が女性社長に呼びつけられ、どこがダメなのか説明を受けたのだが、彼はそのダメな部分をとても素直に受け入れた上で、どう直せば良いのか川上くんに懸命に教えを請うていた。

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女性社長も必ずこちらの望む品質に修正するので、本題である試作ウクレレの模作を是非やらして欲しいと、とても謙虚な姿勢で申し出てくれた。そして、我々はこの申し出を受けて、彼らに模作を依頼する事にした。 

余談であるが、私たちが彼女の部屋(社長室)で打合せをしている間に工場は昼休憩の時間となったようで、職人たちは一斉に食事を取ったり、昼寝を始めた。作業場にはお手製のハンモックがかかっており、そこで休憩時間を寝て過ごす職人達を見て、やはりここは海賊のアジトの様だと改めて思ったのだった。 

次回、「川上くん、やり手社長に煽られる!?」に続く。





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