ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】vol.20 ついに始まるクラウドファンディングへの挑戦!②

まず、そもそも“スペック”から判断して“ガズのわがままウクレレ”にどれくらいの価値があるか?であるが、我々は、同スペックの国内ブランド製品の価格から推測し、安く見ても、大体10万円前後の値段が付くものと考えていた。

これは我々の希望的観測ではなく、以前に大手楽器販売店に勤めていた事もある川上の意見や、実際に“ガズのわがままウクレレ”を手にした有名店の店員の率直な感想でもあった。

そんな価格で売れるとしたら、売り手として非常に喜ばしい限りであるが、“10万円”という価格は、たとえ適正価格であったとしても、“高すぎる”と我々は考えていた。
それはベトナム産だから国内産より安くあるべきという意味ではなく、もっとずっと手の届きやすい価格でこの素晴らしいウクレレを提供した方が、圧倒的に世に広まると考えていたからである。我々はこの素晴らしいウクレレをできる限り世界中に届けたいのだ。

では、手に取りやすい価格帯とは一体どのあたりか?という事だが、この謎を解くのはとても簡単だった。
というのも、行きつけの有名ウクレレショップの店員にストレートに聞いてみたのである。

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店員の話によれば、KAMAKA、KoaLoha、Kanile’aなどのハワイの3大メーカーやMartinなどのいわばハイブランドはもちろん根強い人気だが、数が売れるのは3〜6万円位の価格帯で、中国製、台湾製、ベトナム製などの中堅メーカーや大手メーカーの廉価モデルであるという事だった。
さらに、ネットなどで数千円〜2万円の製品を買ったお客様でも、ウクレレにハマれば、次には大体これ位の価格帯のものを購入される事が多いという事だった。

余談だが、ハマれば次も欲しくなるというのは本当にその通りで、私自身もウクレレを始めてから1〜2年の間で実に10本以上購入していた。単純に計算すると2ヶ月に1本位のペースで購入していた事になる。冷静に振り返ると病的で恐ろしくなるので、散財した金額は敢えて伏せておく。ここでは、ウクレレにはそれほどの魔性的な魅力があるという事だけ伝えておこう。

そもそも、ウクレレにはサイズの違いや、チューニングの違いなど、様々なバリエーションを楽しむ要素があるので、やはり一本では寂しいのである。

話は値付けの話に戻るが、3〜6万円、これがショップで最も動く価格帯だと仮定すると、決して安くはないが、一般的に手の届く価格と見なせると我々は考えたのである。

原価から見れば、この価格帯というのは正直な話、“何とかやれる”という感じであったが、実際に自分が客であったらと考えると、“あのウクレレ”がそうした価格帯で購入できれば、“相当嬉しい”と素直に思えたのである。

以前のGAZZLEEウクレレの価格から見れば、「高い!」っと思われる方も大勢いるかもしれないが、それを補うほどに、“価格に対して価値のある製品”であれば、必ず受け入られると考えたのである。 

そうして、クラウドファンディングでの主軸のリターンとなる“ガズのわがままウクレレ”の価格は、「3万円台」に落ち着く事となったのである。

次回、「【G-Labo】vol.22 ついに始まるクラウドファンディングへの挑戦!③」に続く。


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この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
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