ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】vol.12 始まった物件探し。川上くん驚きの豪邸(?)に住む!?

さて、話を川上のベトナム新居探しに戻そう。

まず、今回探したのは、川上の新居と工房用の物件であったが、これには一つ良いアイデアがあった。

ベトナムにも当然、マンションやアパート、戸建など様々な形態の物件がある。また、中には海外から来る駐在員向けに特化した、ハウスキーピングサービス付きの「サービスアパート」や「サービスマンション」というものもある。

しかし、今回私が強く推したのはズバリ「戸建」である。

ベトナムの戸建は日本の主な戸建と違い、階層が多いものが多く、4階建、5階建などというものもざらにあるのだ。我々の感覚では、戸建というよりもビルに近いかもしれない。

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昔、駐在事務所を立ち上げる際にいくつか物件を見て回ったのだが、その際に、そうした戸建を丸々一棟オフィスとして使ってはどうかと提案され、それがなかなか良かった事を思い出したのである。

何故一戸建てが良いかといえば、「住居兼工房」のスタイルが容易に実現できるからである。ビルの下層部分を工房にして、上層部を居住エリアにすれば、コスト面でもセキュリティー対策としても、非常に効率的で合理的であると考えたわけである。

また、驚くべきは、その「コスパ」である。ホーチミンにおいて、”都心”の代名詞である”1区”や、アッパーな外国人の多い”2区”や”7区”などの人気エリアの賃料は、日本の都市の中心街並みに高い。しかし、少し都心から外れると、賃料が極端に下がるのだ。その価格差は、場合によっては3〜5倍以上にもなる。

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※ホーチミンの区には1〜12までの数字で表される区と、Tan BinhやGo Vapなどの地名で表記される区がある。

今回我々がターゲットにしたエリアは、ホーチミンにある”Go Vap(ゴーバップ)区”と呼ばれるエリアである。ここは、都心である1区からは10km位の距離で、空港のあるTan Binh(タンビン)区の隣に位置しており、どちらかといえば落ち着いた雰囲気の住宅街である。
前回登場した兼松も、奥さんの実家がこのエリアにある事からここに住居を構えているが、大型のスーパーなども近く、ローカル色は強いものの、落ち着いた環境で非常に住みやすいそうだ。

そして、肝心な賃料の予算だが、私は何と“1000万ドン”を提示した。と言うと、もの凄い大金に見えるかもしれないが、日本円にすると、大体5万円程度である。
今度はものすごくケチと思われるかもしれないが、本当にこれで充分なのだ。と言うか、充分どころか、一般的な日本人の価値観から見てそこそこな“豪邸”が借りられるのである。

あくまで私見であるが、ベトナムの賃貸住居(戸建)の特徴をいくつか挙げてみると、まず、応接やベッド、棚などの家具や、テレビやエアコンなどの電化製品が、あらかじめ備わっているものが多い。次に、床や階段は大理石調のものが多い。さらに、屋上(ベランダ)があり、所々に植栽があって、緑が多い。そして、これはフランス植民地時代の影響もあると思うが、どことなく洋風でお洒落な物件が多い。豪華絢爛、まさに至れり尽くせりな感じである。

物件回りをした際の写真を是非ご覧いただきたい。これらが、全て月5万の予算の範囲内で借りられるのである。

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面白いのは、日本と違い、賃貸の交渉を物件オーナーと直接行うことが多い事だ。特に今回は、住居としてだけでなく木工を行う工房としても使うため、そのあたりを一番初めにしっかり伝えて、オーナーの理解を得ておく必要があった。

ネットの情報から候補となる物件リストを作り、現地のスタッフがあらかじめ事前交渉を行っていたが、日本人という理由で断られる事は無くとも、やはり木工というところで、どうしても不安がられてしまう事が多かった。おそらく、騒音などを心配しているのであろう。
それでも、条件を満たすいくつかの候補物件が挙がってきたので、再度、実際に住むことになる川上にホーチミンに行ってもらい、最終的に自分の目で新居を選んでもらう事にした。丁度、外注先である”トムさんの工場”との打ち合わせも必要なタイミングであった。

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私はこの彼の2度目のホーチミンには同行していないが、逐一報告は聞いていた。彼が想定以上の豪邸に驚いていた事は言うまでもない。

何件かの物件を回った結果、最終的に候補は二つまで絞られたが、決めきれないという事で、帰国後に奥さんのユさんと相談して決めるという話になった。
しかし、これがいけなかった。彼が気に入っていた物件は2つとも、2〜3日も経たないうちに埋まってしまったのである。実はこれはベトナムではオフィス探しなどでもよくある事なのだが、良物件は本当に回転が早い。即断即決が肝要なのである。

というわけで、この2度目の訪越で川上の好みを把握した兼松が、川上に変わり、物件を選ぶ事となったのである。

次回、「遂に決まった新居&新工房!ベトナムでのウクレレ製作が遂に始まる!」に続く。


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この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
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