< vol.5 「タクシー運転手の紹介!?麻薬密造工場みたいなウクレレ工場!」
全ての視察が終了したその日の晩、視察隊一行はベトナムでの最後の晩餐を目一杯楽しんでいた。 皆お酒が大好きなようで、酔っ払いながらも、視察で得た様々な収穫を話題の中心にして、大いに盛り上がっていた。
余談だが、「333(バーバーバー)」や「BIA SAIGON(ビア サイゴン)」などのベトナムビールは、飲みやすくて美味しいらしい。スーパーやコンビニなどで買うと1缶50〜60円程度という大変なお値打ちさである。
しかし、実は私は恥ずかしながら一切お酒が飲めないため、残念な事に、私自身の感想としてこのビールの良さを上手く伝えられない。 だからここでは、ガズさんと川上くんの高速ピッチで豪快な飲みっぷりから、二人がこのベトナムビールをいたく気に入ったに違いないということだけ伝えておこう。
ただ一人しらふの私がこの宴席を観察していたところ、酔っ払いながらも、一人悶々とした表情をしている男がいた。川上くんである。
何が彼を悶々とさせていたのか?それを語るには、まず“私と彼の出会い”、そして“ガズさんと彼の出会い”について語らなくてはならない。
それは視察ツアーから遡ること一月半ほど前の事である。
私はfacebook上で「勝手にガズレレ」のニュースフィードを読んでいた。「勝手にガズレレ」はGAZZLELEファンによって作られているfacebookグループで、そこで各人が演奏動画などを思い思いにシェアしている。 私はその中で、何人かの投稿者が“不思議な形のウクレレ”を弾いているのがとても気になっていた。
気になったらわかるまでとことん調べるのが私の性分なので、過去の投稿などを調べまくったところ、そのウクレレがどうやら「工房KSP」というところで作られているらしい事を突き止めた。
私はウクレレを始めてまだ一年半足らずだったが、何事も形から入る性分のため、どうせやるなら最高なウクレレが欲しいと、ウクレレのメーカーに関しては国内外問わず相当調べていた。しかし正直、「工房KSP」というのは全く聞いた事のない名前だった。
工房KSPをググってみたが、WEBサイトも無ければ、製品を売っているお店も見つける事ができない。しかし、私はfacebook上に工房KSPのアカウントがあるのを発見した。唯一の有力な手がかりだ。そこには、住所と携帯番号だけが記載されていた。
驚いたことに、工房KSPは「小牧」という場所にあるようだ。それは、私が住む名古屋と目と鼻の先で、車でたった30分足らずの場所である。
好奇心に駆られた私は、KSP工房に足を運ばずにはいられなかった。
とはいえ、そこはお店ではなく工房という事だったので、まずはfacebookに記載されている携帯番号にかけて、アポを取ってみる事にした。 電話に出たのは、いかにもコミュニケーションが苦手という感じの、ややぶっきら棒な感じの男性だった。
これこそが、私と川上くんのファーストコンタクトである。
私は早速その日のうちに、工房KSPに向かう事にした。
次回「歯車が動き出す!視察の果てに得たものは?②」に続く。
\ R A N K I N G /
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