(ガズクラブの”舞台裏”②|vol.271より続く)
そしてもう一つ、会員間には決して”上下は無い”という事もお伝えさせていただいた。
もちろん、あからさまに「自分が上だ」「相手が下だ」などと失礼な事を言う方は一人もいないので、何を言い出すのだろう?と思われた方もみえたかもしれないが、例えば、「私はFacebookで活発に活動している」だとか、「私は在籍歴が長い」だとか、あるいは「私は皆の意見を取りまとめている」といった様々な価値観・行動が、少し離れた場所から見れば、本来は全て”1”であるはずの会員であっても、前に出過ぎてしまいまるで”2”や”3”の様にも映ってしまうという事だ。
全体に対して、声を挙げて強い意見を発すれば発するほどに、外側からから見れば、非常に浮いた存在に見えてしまうというのが、Facebookに参加されている400名強の中でも見て取れるし、全会員1500名弱ともなれば、なおさら強く感じられるところなのである。
他にも個人個人に対して、出来る限り妥協なく、私が思うところに関しては、本音でお答えさせていただいた。
そもそもSNSなどネット上での人間関係を深める事は、とても良い事であるが、その反面、非常に危険で難しい側面があることを改めてご認識いただきたい。
昨今のコロナ問題下において、各企業でテレワークの環境が進み、ある意味仕事の効率化が進んだ部分もあるが、希薄になった人間関係も確かに存在するものと実感している。
実際に普段の仕事のオンライン会議では、非常にやり辛い局面も多く体験している。
つまり、ネット上、オンライン上だけでは、“ヒトの全部”を五感で把握することは極めて難しいという事だ。
人間は複雑で奥深い。その中で、共通のテーマで交わり、楽しむ事ができるのは、非常に良い事だが、隣国であっても著しく文化が違う事と同様に、まさに十人十色、多種多様な価値観、考え方を持ち合わせている。
だから、規範となり軸となるルールや価値観の提示が、グループの背骨として絶対に必要なのだと実感している。
そして、何よりも、意見を発するならば、前提として、“常に対面に真反対の意見が存在する”事を認識し、その上で必ずまずは相手に敬意を払い、相互に受け入れ合う事が最も大切であると実感した。
“相手に払う敬意”と“距離感”、この塩梅がネット上から始まる人間関係において、非常に重要であるということを改めてお伝えしたい。
今回お話を伺った人たちは、一様に皆様、ガズクラブの事をとても大切に思い、深く考えて下さっている方ばかりだった。
最後にその点に関して、重ねて感謝申し上げたい。
そして、二度と同様な問題が起こらないように、規約やルールの改定を行い、場合によって、規約を範とした対応を、より積極的な立場で事務局が行うという方針を明示し、状況の改善を図るという事で、本件に関して一応の決着と見做したいというのが事務局の考え方である。
今後は、今回のようなクラブミーティングの定期的な開催や、クラブ限定の配信イベントの開催などを予定しているが、そうした取り組みを通じて、もっと会員と事務局との距離を縮められればと考えている。
ガズクラブの会員全体がこれまで以上に楽しめるクラブ創りに尽力する事をお約束し、この記事の締めの言葉とさせていただこうと思う。
次回
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