ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】”想像力”は”創造力” vol.78

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GAZZLELE”ガズ”モデルのオリジナルウクレレを、ウクレレビルダーMOJA川上がベトナムに移住して創る!
G-Labo誕生ストーリー – vol.78

突然だが、皆さんはジグソーパズルはやった事があるだろうか?

【ベトナムウクレレ by G-Labo】”想像力”は”創造力” vol.78
おそらくは子供時代に誰もが一度はチャレンジした事があるだろうと思う。

このジグソーパズルで面白いのは、同じパズルでも“やり方の工夫”によって出来上がる速度が大きく変わるという事だ。

例えば、まず同じ箇所らしきピースを集めたり、四辺の端や角から組み立てる事で、当てずっぽうに組み立てるよりも遥かに効率的に進める事ができる。

これは言い方を変えれば、やり方の違いによって同じパズルでも難易度が大きく変わるという事だ。

では、このジグソーパズルにおいて、どういう状況だと難易度が高まるか?という事だが、最も難しいのは“見本を一度も見ずに”チャレンジする事だと思う。

一体何の絵が出来上がるのか、どういう色彩の配置であるのか、事前、また途中で確認できる情報が有るのと無いのとでは、同じパズルであっても難易度は当然に大きく変わってしまうものなのだ。

昔、“ミルクパズル(牛乳パズル)”という、全てのピースがただ白いだけのパズルをやった事があったが、たった500〜600ピースであっても、相当苦労した事を良く覚えている。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】”想像力”は”創造力” vol.78

つまり、組み立てるのに必要な情報が少なければ少ないほど、パズルの難易度は高くなるという事だ。

逆に当然、情報が多ければ多いほど、組み立ては簡単になるというわけである。


組織を作るという事も、実はこれと全く一緒であると私は考えている。

故に私が川上に次に伝えたのは、まさにその事だった。

要は、自分が“創るべき工場のイメージ”をちゃんと持って進めているか?という事である。

私は、想像できる事は創造できると考えている。

つまり、ここで言いたいのは、「想像力≒創造力」という事だ。

私が尊敬する経営者の一人である“ハロルド・ジェニーン”の次の言葉は、私の仕事における座右の銘でもあるが、まさにこの言葉こそ、この時、私が川上に伝えたい事そのものだった。

「本を読む時は、はじめから終わりへと読む。
ビジネスの経営はそれと逆だ。
終わりからはじめて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ。」

【ベトナムウクレレ by G-Labo】”想像力”は”創造力” vol.78

非情で残酷な物言いに聞こえるかもしれないが、敢えて厳しい現実を突きつけるならば、仕事というのは、どれだけ死ぬ気で努力しても“報われない事”の方が圧倒的に多いものだ。

私の周りにも死ぬ気で頑張った末、残念ながら倒産してしまった企業が沢山ある。

皆さんは、起業から10年存続できる会社のパーセンテージをご存知だろうか?

Googleで検索してもらえば諸説出てくるだろうが、おおよそどこを見ても“10%未満”となっているはずだ。

つまり、100社の内、90社は10年以内に潰れるという事で、たった10社以下しか10年すら続かないという事だ。

そして、言うまでもないが、倒産した90社が全て努力を怠った結果失敗したわけではない。
多くの会社は、計画倒産など念頭に入れず、夢を持って起業し、その会社なりの企業努力を積み重ね、それでも儚く散っていったという事なのだ。

つまり、努力をするというのは、それだけでは、イコール成長やイコール発展とは決してならないのである。

誤解が無いように言っておくが、努力はもちろん必要だ。
私が言いたいのは、ただ努力するだけではダメだという事だ。
もちろん、もっと努力しろという意味ではない。

「経営者自らが思い描いたビジョンに従い、確信を持って努力しなければならない。」という事だ。

そのため、まずは改めて、自分がどういう工場を創りたいのか具体的なイメージ(ビジョン)を持つ事が最も肝要な事だという事なのだ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】”想像力”は”創造力” vol.78
このビジョンというのは、細かければ細かい方が良い。
パズルの例えの通り、出来上がる絵の情報量が多ければ多いほど、仕事の精度が増すからだ。

人、設備、規模、売上、場所、とにかく様々なイメージを、出来るだけ詳細に思い描く事が重要なのだ。

その中には当然に、自分とスタッフやスタッフ間の人間関係も含まれるし、最も大切なのは、自分が思い描いた工場で、自分自身がどういうトップであるべきかというイメージだ。

そして、特に自分自身のイメージは、チープな言い方になってしまうかもしれないが、とにかく「格好良く」なければならない。

それが描けて初めて、人から与えられた役職としての上司ではなく、自他共に認められる“本物の上司”を目指す最初の第一歩を踏み出せるのだ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】”想像力”は”創造力” vol.78

ビジョンというのは、自分の軸であり、指針だ。

これが明確になる事で、自分の行い、工場の行いの是非が初めて自身で判断できる。いわば“工場の物差し”なのだ。

この物差しが明確でないと、余計な事に努力をしてしまい遠回りになるだけでなく、仕事が右往左往してしまうため、部下からもやる事(仕事)がブレブレに見えてしまう。

そして、この物差しを人に委ねているようでは、はっきり言って半人前なのである。

次回「vol.79」に続く!


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takeshiueda
この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
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