まず、私が川上と話した“G-Laboの未来”とは、“G-Laboの在り方”についてだ。
このブログの読者の方々は十分にご存知であろうが、G-Labo工場は川上のベトナム移住に始まり、これまで様々な波乱万丈を乗り越えながら今日まで突っ走ってきた。
まるで“嵐の海を小舟で奇跡的に乗り越えてきた”かの様な波乱万丈さであったと言っても、決して過言ではないだろう。
しかし、その“おかげ”もあって、創設されてからたった1〜2年という僅かな期間にあっても、恐ろしいほどに沸き起こる様々な問題を、自力で体当たりで解決し続けてきた事で、なかなか他では真似のできない”独自性に満ちた成り立ち”と、ブランドを語る上で最も重要な“重厚なストーリー”を手に入れる事ができた。
とはいえ、前回の記事でも書いたように、G-Laboはようやく『あるべき生産体制の原型と、今後も沸き起こるであろう課題や問題に取り組む体制が整った』という程度、つまり”ようやく入り口に立てた”といったところだ。
とはいえ、必死な思いでせっかく入り口にまでは辿り着いたのだから、その先にある未来について言及する事は、経営者としては至極当たり前の事だろう。
私が語った“G-Laboの未来”とは、冒頭でも言った通り、“G-Laboの在り方”についてだ。元来、メーカーというものは、“最良と思うモノ”を創り、それが“最高なモノ”であると謳うという事は、どこのメーカーであったとしても、極めて普通にやっている事だ。
我々も当然に最高なモノであるという根拠を持って生産し、それを販売している。
加えて、誰が、どの様な価値観を持って、どの様な経緯を辿って創り出されているブランドなのかという、“独自なストーリー”を前面に押し出しながら、微塵の遠慮もなく“ありのまま”を投影する事で、生々しいブランドの人格を惜しげも無く伝える様に心がけているところだ。
このブログがまさにそれだ。
一部の読者の方から、そこまで書いて大丈夫ですか?と良くご心配の声を頂いたが、私的には敢えて特に“隠すところではない”と判断している。
何故なら、自分が客なら、ブランドの“そういうところ”は、知りたいところだが、普通は容易に知り得ないところで、そういう部分が見える、伝わるブランドであれば、もちろん、内容による部分もあるかもしれないが、近しく感じる事ができ、共感が持てるだろうと思っているからだ。
つまり、大切な事は、“お客様との距離感”であると考えているわけだ。
そして、そういう意味では、G-Laboは、残念ながら、まだまだ、お客様に対して、“理想な距離感”が築ききれていないと自覚している。
だから、私の考える“G-Laboの未来”とは、既存のウクレレ業界や楽器業界には、これまでになかったサービスを打ち出す事で、G-Laboならではの“お客様との付き合い方”を提案する事だ。
次回
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