さて、本編の途中で恐縮ではあるが、淡路が撮影した写真が沢山送られてきたので、本日はウクレレ製作の最終工程となる“仕上げ作業”の様子についてお伝えしようと思う。
実のところ、この“仕上げ作業”というのは、“最終的な品質の担保”という意味で非常に重要な作業であり、“品質の砦”と言っても過言ではない。
この工程を経て、ようやく日本への出荷となるのだが、ここで川上がNGを出せば、どれだけ苦労を積み重ねた製品だとしてもNGとなり、やり直しの利かないものは、最悪廃棄されてしまう。
この“仕上げ”という作業は、かなりの“繊細さ”が要求され、万が一失敗すれば、これまでの努力が全て水の泡となりかねない。
そのため、この仕上げ作業はこれまでは川上だけが担う作業という事になっており、本ブログでも“克服すべき課題”として度々語られている「川上にしかできない作業」の代表格にして最後の難関であり、“第三の関門”そのものなのである。
ブログ本編でも直ぐに語られるが、現在は全てとは言わないまでもある程度の作業はベテランのベトナム人職人の手によっても行われる様になった。
それでも、仕上げ後の最終検品だけは、変わらず川上の審美眼によってのみ行われている。
波乱万丈のG-Labo工場ではあるが、最終的にお客様のお手元に届く製品に関しては、川上による厳正なチェックを経たものであるので、品質に関しては、どうかご安心いただければと思う。
様々な職人達により繋がれた“バトン”とも言える製品が、最終的に約4000km離れたお客様に届けられるというのは、本当にドラマチックで面白い。
「山は高ければ高いほど、登った時気持ちが良い」という事を、あらためてつくづく思わされるわけなのである。
次回
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