突然だが、私は自身の事を基本的に“平和主義者”だと思っている。
仕事のパートナーから“江戸っ子みたい”と言われるほど短気な側面もあるが、自分から喧嘩を売ったり、戦争を仕掛ける様な事は当然しない。
だが、身内や恩人をこき下ろされる様な、極めて無礼な行為や扱いを受けるとなれば、当然話は変わってくる。
私は経営者となってまだ16、7年の若輩者ではあるが、それでも経営を行う中で、時たま信じられないほど理不尽で、無礼極まりない“勘違い系おっさん経営者”と会う事が幾度かあった。
経営者になりたての頃は、そうした人達に対して、どうしようもない怒りを抱くと共にに、どう対処したものかと悩んだ事もあったが、今はそこまで“ビギナー”でもないので、流行言葉で言うならば、淡々と「倍返し」させてもらう事にしている。今日はそんな一日だった。
基本的に経営者と言えども、役割として指揮系統の長を担っているだけで、人として偉くなるなどという事は決してあり得ないし、そもそも偉い偉くない、尊敬できる出来ないなどという事は、自分でなく、周囲が勝手に判断する事だと私は思っている。
それに、“長幼の序”というのは、もちろんとても大切な事だと思うが、ただ歳をとっているからといって、若者よりも無条件に優れているかと言えばそれはまた別の話だ。
残念ながら、私ももう若手経営者と言えない様な歳となってしまったが、自分より随分年下の経営者でも、また逆に目上の経営者でも、凄いと思える人は当たり前だがごまんといる。
何が言いたいかと言えば、年齢、性別、人種に関わらず、あるいは凄いと思える思えないに関わらず、基本的に他人に対しては、“まず敬意を払う事”が肝要だという事だ。
価値観や考えの違いは当然あるので、批判するのもアリだと思うが、一方的や理不尽は絶対にNGなのだ。
紛争の中にあると、いつも思うのだが、銃口を突きつける様な物言いや態度で理不尽に振る舞う輩がいるが、彼らは自分も同様に銃口を突きつけられ、撃たれる覚悟を持って挑んできているのだろうか?
大変残念だが、大義がある限りは、降りかかる火の粉は容赦無く振り払わねばならない。
本日の舞台は、先日から続く、ウクレレとは別のソリューションにおける、大切なパートナ企業の知財紛争に関する法廷であった。
私も当事者としてどっぷり浸かっているビジネスのため、他人事でない。そのため「やられたらやり返す。倍返しだ!」という気概で臨み、結果、望み通りの良い形で初戦を終える事が出来たと実感している。
しかし、やり返したらやり返したで、こちら側が理不尽にやられた側であるにも関わらず、どこか若干の加害者意識を持ってしまう様な嫌な気持ちが少し残るのと、そもそもそんなネガティブな事に貴重な時間とエネルギーを使わされてしまった事が腹立たしく、はっきり言って虚しい。
相手方の考える理不尽な道理は、私からすれば全く筋が通っていないと思っているが、互いに相対する形で正義と思う事があるのであれば、お互いに吠えあっても仕方ないので、公正な物差しで測ってもらうより方法はないだろう。
繰り返し言わせてもらい恐縮だが、私はあくまで平和主義者なので、望まぬ戦いであり、大変残念な事なのだが。。。
ともかく、今日はそんな望まぬ争いに時間を費やした1日であった。
次回
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