さて、本日は番外編という事で、度々報告を受ける“ジーノ”こと淡路のベトナムでの交流についてフォーカスを当ててみたいと思う。
何度か本ブログでも紹介させて頂いているが、彼の“コミュ力”の高さは異常だ。
正直、本編とは別に特別シリーズとして成立してしまうのではないかというほどネタは多いのだが、今回は彼を主役として、“仕事外”の彼の日常について触れてみたいと思う。
ちなみに、仕事に本ブログにおいて、仕事バージョンは“淡路”で、プライベートバージョンは彼の愛称である“ジーノ”と呼称していこうと思う。
まず、“コミュ力が高い”というのが、どれほど凄いのかというと、最大のポイントは、“言語が全く通じない中”で、何故か普通にコミュニケーションが取れるだけでなく、“かなり仲良くなれてしまう”という事だ。
私も片言の英語を使い、旅先のパブなどで、その場限りに居合わせた外国人と会話を楽しんだ事はあるが、どうもそういうレベルではないらしい。
このブログでもジーノがインターンシップ生として登場した当初、彼の朝食の定番となっていたバインミーの売店の店員と仲良くなり、飲み会に誘われて参加したというエピソードを書いた事があったが、そういうノリで、他にも様々な彼ならではのスタイルの交流があるようだ。
ジーノの交流は、彼の身近からどんどん増えている。
例えば同じマンションの隣人や、隣の工場の人、行きつけの飲食店で会う人、果ては地域の住民で、さぞや目立っているであろう彼の外見が気になっていた人たちからも声を掛けられて、そして仲良くなってしまうのだ。
その中から私がインパクトを受けたエピソードをピックアップして掻い摘んで話すと、例えば、彼が住むマンションの近隣に住む若者達に声を掛けられて飲みに誘われ、そこで更に仲良くなり、翌日には魚釣りに誘われて、またもや宴を楽しんだという事があったらしい。
もちろん、ベトナム語でのやり取りだ。
当然、スマホのGoogle翻訳や、この彼のライフスタイルには欠かせないであろうマストアイテム「旅の指さし会話帳 ベトナム」を駆使しているであろうとは思うが、それにしてもアグレッシブだ。
ベトナム人は基本的に気さくで接しやすいという一面があるとはいえ、ほぼ初対面で飲みに行き、翌日には共に釣りを楽しむ様な経験をする日本人などそうはいないだろう。
また、カフェで偶然行きつけのバインミー屋に会い、「スッポンを食べに来なよ!」と誘われて、路上で豪快に捌かれ調理されたスッポン料理をご馳走になったという話もあった。
スッポンは鍋で食べるのだが、面白いのは、鍋の具にスッポンとともに「グリーンバナナ」を入れて煮るらしいことだ。
ちなみにグリーンバナナを煮ると、芋の様な感じになるという事である。
そして、インパクトが強すぎて写真はお見せできないが、真っ白な歯ブラシの毛が使用後には“真っ黄色”になるほどたっぷりのターメリックが入っていたという事だ。
もちろん、私は食べた事はないが、日本の“まる鍋(スッポン鍋)”とは随分違うテイストであろう事は間違いないだろう。
以前にもお伝えしたが、工場で豪雨による浸水があった際には、近隣の住民が非常に親身になってその対処に協力してくれたというが、こうしたジーノのコミュ力により築かれた人間関係によるところが大きいのだろうと思わざるにはいられないというわけだ。ジーノは隣工場の家で夕食をご馳走になる間柄なのである。
また、先ごろは入社間もないゴックさんの家に行き、「夕食をご馳走になりました!」と写真付きで報告をもらったが、そうしたコミュ力の高さ、人間関係の距離の詰め方は、彼の持つ、“類い希なセンス”に他ならないという事で、私は非常に高く評価している。
何故なら、誰でもできる事ではなく、なかなか真似できないからだ。
邪気の無い、天然なジーノにこういう表現を使うのは気が引けるが、その天性の才能を意図的にコントロールし、職能に活かせられれば、誰にも真似できない、彼にしかできないビジネスを創り出せる可能性が大いにあると私は思っている。
今は奔放に、天真爛漫、天衣無縫に、新しい環境、新しい人間関係を大いに楽しむと良いと思うが、いつかその才能が開花する事が今から楽しみだ。
私にはできないスタイルで、ベトナムにて新しいビジネスの道を切り開いてもらいたい。
次回
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