いよいよ最も肝心な今回の課題の解決法の話に突入するが、これには即効性のある「短期」のものと、「中長期」に及ぶものと二つあり、そのどちらも行う必要があると考えていた。
まず「短期プラン」の方だが、これは最も単純にしてダイレクトな手法で、出来る限り川上に近いレベルで作業ができる、「手練れ職人」の増員を行う事と、少し誤解を招く言い方となってしまい恐縮だが、ある種の「人海戦術」をとる事だ。
まず、「手練れ職人の増員」だが、本来、これはとても難しい課題“だった”。
これまで幾度となく木工経験者の面接を行ってきたが、楽器製造に特化した木工職人と巡り会える事は極めて稀だったからだ。まして、川上が認められる程の手練れとなれば尚更だ。
しかし、先述の通り「課題だった」と過去形で記したのには理由があり、もちろん意図的な表現だ。
というのも、実はとてもタイミング良く、良い話が舞い込んできていたのである。
本ブログでも何度かG-Laboにおける「凄腕塗装職人」として紹介しているロンさんから、彼の知り合いで、30年以上弦楽器の製作をしている人物を紹介してもらえるという話が挙がっていたのである。
そもそもロンさんとの出会いは、以前にもお話しした通り、G-Laboの以前の外注先であった「トムさんの工場」の塗装作業の外注先として知り合ったのが切っ掛けだったのだが、そのロンさん曰く、その人物はトムさんやトムさんの弟以上に腕が良いという話だった。
川上が認める、手練たるロンさんからの意見であり、紹介だ。
実際のところは蓋を開けてみなければわからない事だが、課題解決の糸口を渇望している我々からしてみれば、願ったり叶ったりの話であり、それが例えパンドラの箱であったとしても当然に「開ける」以外の選択肢はないというわけだ。
もっとも、パンドラの箱であったとしても、最後には「希望」が残るというので、それならそれで悪い話ではない。
そして、その話とは別に、少なくとももう一人、私には川上が認めるであろう職人に心当たりがあった。
このブログを初期からお読み頂いている読者の方ならご存知であろう「あの人」だ。
皆さん、おわかりになられただろうか?
本来であれば、クイズ企画にしたいところだが、物語が深刻な中、少々不謹慎にも思うので、それはいずれの機会に行おうと思う。
だが、一言ヒントを言うならば、「なりふり構っちゃいられない!」だ。
次回
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