ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】課題は常に超えるためにある!G-Laboの抱える新たな課題とは?⑦|vol.151

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GAZZLELE(ガズレレ)のオリジナルウクレレを、ウクレレ職人MOJA川上がベトナムに移住して創る!
G-Labo工場のリアルタイムストーリー – vol.151

淡路、兼松、ガズさん、そして私の4人でのミーティングは、まずはそれぞれの立場から現状の課題についてどう認識しているかを確認し、それらを取りまとめて「会社としての認識」として一本化することから始まった。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】課題は常に超えるためにある!G-Laboの抱える新たな課題とは?⑦|vol.151
細々と様々な課題が挙げられたものの、想定通り、先述した「クリティカルパス」に関する課題、つまり「川上にしかできない作業を今後どの様に処理するのか?」という課題に結局は集約された。

それこそが工場が真っ先にクリアすべき課題であり、それが解決できなければ、結局のところ、個々にどう頑張ろうともこの先一歩も先に進む事が出来ないという事を、改めて確認した感じであった。

その上で、会社として問題解決にあたっていくための基本的な価値観について、擦り合わせを行った。

これは、端的に言えば、川上個人の作業のプライオリティ(優先順位)の設定や教育方法の改善といった、個人を単位にした解決方法ではもはやどうこうできる状況ではないという事だ。
根本的に全体の仕組みから見直す必要がある局面なのである。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】課題は常に超えるためにある!G-Laboの抱える新たな課題とは?⑦|vol.151

もちろん、川上のマンパワーも”これまでとは違った形”で必要とはなるが、窮地の川上を救うためには、兼松、淡路をはじめとする周囲のスタッフが「それぞれの役割」を担い、積極的に協力し合わなければ、全体の改善には決して繋がらない。
その考え方を、まずは皆で確認した。

そして、改善に向けた具体的な体制としては、スケジュールの作成や指示(指揮)、在庫の管理など、生産管理の全般は兼松が、職人への技術指導や作業の管理、品質の管理は川上が、そしてその二人を繋ぐブリッジ役を淡路が担うという事で取りまとめ、改めてその指示を出した。

何を今更と思われるかもしれないが、これには理由がある。

まず生産管理だが、これまでも基本となるスケジュールの作成は兼松が担っていたのだが、現場で度々発生するトラブルの度に狂ってしまうスケジュールの最適なリスケを行うために必要な、現場側と管理側との情報のやり取りが上手くいっておらず、全体が把握しきれないという非常に危険な状況が続いていた。

現場側と管理側のやり取りが上手くいっていないということは、つまり、これまでのトラブル対処は、タスクの全体を俯瞰した上でのトラブル対処ではなく、トラブルが起こった箇所に川上が現場判断で「神風特攻」していくという力技の対処であったということだ。

都度全力で解決にあたってはいたものの、全体を見据えて、予定を立てて挑んだものではなかったため、確かに1歩ずつ前には進んでいくものの、具体的なスケジュールの把握は困難であったのだ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】課題は常に超えるためにある!G-Laboの抱える新たな課題とは?⑦|vol.151
川上もこのやり方ではダメだと言う事はわかってはいただろうが、”それでもやらざるを得ない”という状況に追い込まれていたのだろうとは思う。

しかし、至極当たり前な話だが、全てのタスクを俯瞰することができてさえいれば、そのトラブルが起こったタスクそのものは遅れるかもしれないが、それに伴って全体がまるごと連動して遅れるほどの事態には陥らないやり方があり得たのではないかと、私は考えている。

兼松もそれは良く理解していたが、管理側として、川上を長とする現場側のやり方を尊重した結果、踏み込んだ指示まではできていなかったといった感じだったのだろう。
とはいえ、そのやり方では、現にこの悲惨な有様となってしまうわけで、もう下らない気遣いをしている場合ではない。

しかしながら、今そんな説諭に時間をかけて、いちいち全体を宥めすかす様な時間はないのも事実だ。

故に、仮に横の繋がりで角が立つのであれば、問答無用で強権に、トップダウンで改めて明確な役割を指される方が、当事者達の中でも素直に納得できるだろうと考えたわけだ。

もっとも、全員が共通の危機感を持っている今、その様な些末な事にいちいちハレーションを起こす様な者は、後に本件を伝えた川上も含めて、一人としていなかったわけであるが。

そして、具体的な解決方法の話に進む前に、この役割分担で非常に重要な役割を担う者こそ、今や新入社員となったばかりの「淡路」なので、その役割についても言及しておきたい。

余談だが、最近、淡路くんから淡路と呼び捨てで書き始めたのは、彼がインターンから社員となり、正式に同志として認めているからだと書き加えておこう。

次回

vol.152 課題は常に超えるためにある! G-Laboの抱える新たな課題とは?⑧に続く!


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takeshiueda
この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
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