ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 問題解決と筍狩り vol.123

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GAZZLELE”ガズ”モデルのオリジナルウクレレを、ウクレレビルダーMOJA川上がベトナムに移住して創る!
G-Labo誕生ストーリー – vol.123

ここまで、G-Laboのアレコレを書いてきたが、ある読者から質問を頂いたので、今回はそれにお答えしたいと思う。

どんな質問かというと、「上田社長は普段どこにいるんですか?」「ベトナムにいないのに何でそんなに工場の事を生々しく書けるんですか?」というものだ。

なるほど、面白い質問である。とりあえず、前段の質問に答えるのは簡単だ。

私が普段活動しているのは、主に名古屋か東京だ。
自宅も名古屋と東京の両方にあり、本来であれば、週の半分は名古屋で、もう半分が東京だ。
また、大阪や福岡などへの出張も多い。

しかし、ここ最近はコロナ問題により、東京での仕事のアポイントの数が激減してしまっているので、今は名古屋が多い。

そして、ベトナムへは大体1.5ヶ月に一回くらいのペースで通っていたが、これもコロナ問題により、今は渡航する事ができないといった感じである。
渡航が解禁され次第、一刻も早く訪越したいと思っているところだ。


重要なのは後段の質問への答えなのだが、私の考えとしては、そもそも普段現場にいなくても、会社の状況が手に取るようにわからなければ、経営者は務まらないと思っている。

もっと言えば、むしろ経営者が現場に入り過ぎると、往々にして会社の全体像が見れなくなってしまうものだとも考えている。

何故ならば、全体を俯瞰したいのであれば、中からではなく、外から見る方が圧倒的に見やすく、把握しやすいからだ。

仮にサッカーの試合で考えてみよう。

監督が兼任でプレーヤーとしても試合に参加し、ひとたびフィールドに出てしまっては、全体を把握するハードルがとたんに高くなり、適時に最適な指示を出すのが至難の業になってくるだろう。

さらにシンプルに言うならば、一旦森の中に分け入ってしまうと、目の前の木々しか見えなくなり、森全体を把握する事が極めて困難になるという例えが適当だろうか。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 問題解決と筍狩り vol.123
故に、遠隔であろうが無かろうが、「普段から現場に常駐する」という事は、余程のトラブルがない限り、私は行っていない。


しかし当然、現場におらず、その上何の情報も収集しなければ、現状を把握する事も、先々の動きを組み立てていく事もできない。

だから、私はとにかく“対話”を最も重んじている。

そもそもであるが、例えばトラブルを改善したいと思った場合、顕在化して問題になった現象、つまり“表面”だけを捉えていてはいつまで経ってもダメだ。根本的な問題は、常に”裏側”に深く根付いている。

突然だが、皆さんは「筍狩り」をやった事があるだろうか?

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 問題解決と筍狩り vol.123

あれはあれで結構奥が深いのだ。

パッと見で「筍がある」と簡単に認識できるほど、地面から頭が突き出ているものは、既に収穫には遅い。

むしろ土の表面にある“僅かな盛り上がり”を察知し、まだ全体のほとんどが大地の中で眠っている状態のモノを見つけないと、美味い筍にはありつけないのだ。

経営に必要な対話もこれとよく似ている。

一瞬の会話の中にも、筍で言うところの“僅かな盛り上がり”を見つけ、そこから慎重に上手く掘りださなければならない。

しかもこれを“業”としてやっているのだから、ラッキーで一本掘り出せばそれで終わりでなく、確実に何本も掘り出す必要がある。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 問題解決と筍狩り vol.123

対話の中にある“僅かな盛り上がり”とは何かと聞かれれば、単純に言葉だけではなく、言い回しや感情、テンションなど様々であるが、それらを逐一読み解き、貴重な”パズルのピース”として受け取らなければならない。

そしてそれらのピースを、できる限り多くの人から収集するのだ。

例えば、工場で問題が起こった場合、本来川上にしか確認する必要が無いことでも、必ず兼松にも確認する。

一つの問題に対して、複数の視点から情報を得れば、当然により立体的(リアル)に正確に問題を把握する事ができる。パズルのピースの数が増えるからだ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 問題解決と筍狩り vol.123

後は、単純な推理と“経験からの類推”だ。そして、推論がまとまったら、必ず確認をして事実と照らし合わせる。

推論で終わってしまうと、単なる身勝手な思い込みとなってしまう可能性があるからだ。

少し話は飛んでしまうが、これは外部パートナーとの良好な関係を維持するにもとても重要な事だ。

先日も“ちょっとしたトラブル”があり、緊急でベトナム工場チームと日本のG-Laboチームにガズさんも加わり、WEB会議を行ったのだが、パートナーとは一蓮托生であるので、どんなに些細なトラブルも極力共有すべきであり、解決方法についても関係者一同が納得する線を確認しあい、メリットもリスクも全て透明化した方が信頼し合えるものだと私は考えている。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 問題解決と筍狩り vol.123

だから、全員に対してお互いにだが、思った事があれば、時間や曜日に関わらず、連絡を取り合う事を心がけている。

ガズさんとの電話ミーティングなどはほぼ毎日で、必要があれば、日付が変わるようなタイミングでも容赦なく掛けるし、掛かってもくる。

ついつい深夜にも関わらず、良くも悪くも盛り上がってしまう事があり恐縮なのだが、それが良いとも思っていて、どのタイミングでも全力で話し合える最高の人間関係だと思っている。

私はIT企業の社長でありながら、一切ITのスキルを持ち合わせていないし、ウクレレ工場を運営する企業の社長でありながら、ウクレレに関しても、完全な素人だ。

しかし、自慢では無いが、例え遠隔にいたとしても、誰よりも会社の状況を把握し、問題があれば誰よりも早く解決手段を見出せるという自信があるし、自負もある。

だから、社長をやっている。ただの役割分担だ。

余談だが、私は本質的には社長に向いていないと自覚している。何故なら、”現場”の方が圧倒的に向いている事を知っているからだ。
もっとも、それは、ITやウクレレの技術者や職人という意味ではなく、“営業”という分野ではあるが。

だが、役割として預かったからには、全力で社長をこなすのみだ。


質問の回答としては、冗長となってしまったが、答えになっているだろうか?

今後も何か質問があれば、是非気軽に聞いてほしい。できる限り正直に全力でお応えしようと思う。

次回vol.124に続く!

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この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
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