ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】異端が異端でなくなる時 vol.116

◆1つ前の記事: 【ベトナムウクレレ by G-Labo】 “正統”と”異端”を分けるのは何か? vol.115
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GAZZLELE”ガズ”モデルのオリジナルウクレレを、ウクレレビルダーMOJA川上がベトナムに移住して創る!
G-Labo誕生ストーリー – vol.116

2009年、ヤマダ電機やエディオンなどの大手家電量販店は、街の電気店の系列化を物凄い勢いで加速させていた。

特に当時のヤマダ電機はまさに猛虎破竹の勢いがあり、約2兆円にも上るとんでもない売上高をあげていた。
これは、当時の日本全国にある“街の電気屋”の年間売上の総合計額の、丁度倍に相当する額だ。

その結果、1980年頃にはおよそ8万店もあった街の電気屋は、半分以下に激減することとなった。

ところがだ。それから僅か2〜3年後に、事態は更に一変し、ヤマダ電機の売上は、一気に激減する事となる。

2兆を超えていた売上は、一時の勢いを失い2013年には1兆7000億にまで減少していた。
そしてその年、ヤマダ電機を初めとする大手家電量販店に激震が走る出来事が起こったのだ。

ジェフ・ベゾス率いるAmazon(アマゾンジャパン)が初めて、その売上高を公開したのだ。

その額、何と7300億である。

これは、ヤマダ電機に次ぐ2位のエディオンや3位のケーズHDを上回る売上規模だ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】異端が異端でなくなる時 vol.116
突然現れたダークホースの登場に、家電量販業界は震撼した。
そして、「アマゾンの不当な値下げは独禁法に抵触するのではないか」とアマゾンの不当廉売を訴えるなど、凄まじい怒りをあらわにしたのである。

まぁ、一般消費者であり、第三者である私からすれば、「それは数年前に、あなた達大手家電量販店が街の電気屋に対してした事と同じなのでは。。」っと思ってしまうところもないではないが、それは本筋でないのでおいておこう。

とにかく着目すべきは、既存の家電量販業界において突然現れた”異端”であるAmazonが、大手家電量販店を差し置き台頭してきたという事実である。

そしてここで大事なのは、”正統”と”異端”というポジションは何で決まるのか?という事だ。

簡単に言えば、その価値観がマジョリティ(多数派)かマイノリティ(少数派)か、で決まるものだと私は考えている。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】異端が異端でなくなる時 vol.116
つまり、少数派から多数派になれば、それに伴って異端から正統へとポジションというのは簡単に入れ替わるのではないか、という事だ。

家電量販店の例で言えば、極論ではあるが、一般消費者の多くが「大手量販店にわざわざ足を運ぶよりも、ネットでポチった方が便利な上、安価だ」という新しい価値観を持った結果だという事だ。

なお、誤解がない様に言っておくが、これはあくまで話を分かりやすくするための極論であり、上に述べた事は、本件の要因の全てではないと私自身思っている事は一応伝えておきたいと思う。

ちなみに、ここでもう1つ重要なのは、”多数派” “少数派” というが、一体それが何の数を指すのか?という事だ。

面白いのは、それが既存の価値観を作った側である家電量販店ではなく、あくまで一般消費者(エンドユーザー)だという事である。

つまり、家電量販店側がどう思おうが、一般消費者、つまり世の中の風潮としてその価値観が多数派となれば、それはもはや”異端”ではなく、”正統”の内の一派となるのだ。

それはすなわち、“ネットで家電をポチる”という新しい商文化が世に浸透したという事でもある。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】異端が異端でなくなる時 vol.116
ここで、「GAZZLELEは異端であるか?」という問いに立ち戻ると、この問いは、GAZZLELEは少数派か?という質問に置き換えることが出来る。

そしてこの質問であれば、実に簡単に答えることができるのだ。

数多のウクレレ関連のYoutubeチャンネルの中で、断トツのフォロワー数で支持を受け、リットーミュージック等から出版された楽譜書籍は、空前のヒットで総計10万部を軽々と突破し、星の数ほどある音楽教本の中で、記念すべき初号の出版から今も変わらずトップを独走し続けている。

これを”少数派”と捉える者は、もはやどこにもいないだろう。

そして、Amazonに対して大手家電量販店が異を唱えたように、ウクレレの既存の価値観を作ってきた人達からすればGAZZLELEは反発の対象であったとしても、一般消費者、つまりウクレレユーザーから支持が集まれば、それはもはや異端ではなく、一つの“新しい正統”であると言えるだろう。

長い長い前振りとなってしまった。ここからがようやく、G-Labo独自のマーケティングの話となる。

次回vol.117に続く!

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この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
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