ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】本物から”盗む”べきモノ vol.113

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GAZZLELE”ガズ”モデルのオリジナルウクレレを、ウクレレビルダーMOJA川上がベトナムに移住して創る!
G-Labo誕生ストーリー – vol.113

「優れた芸術家はマネをするが、偉大な芸術家は盗む」。

以前にも紹介した、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツによるパソコン創世記時代を描いた映画「バトル・オブ・シリコンバレー」の中で、ゲイツが引用し、ジョブズに言い放った“ピカソ”の言葉だ。

映画を見た当時、この言葉があまりにセンセーショナルだったので、私なりに少し考えてみた事がある。

この言葉が登場するのは、ゲイツによるAppleへの裏切りが明らかになるシーンだ。激怒したジョブズにゲイツが逆ギレをかます際に出た、ある意味“売り言葉に買い言葉”的なやり取りで登場する台詞である。

大海賊時代と言っても過言では無いほどの、野心に満ちた経営者同士の争い事の最中、それも後のGAFAM(Google・Amazon・Facebook・Apple・Microsoft)の二大経営者となる二人の“口喧嘩”とあっては、例え映画とはいえ、看過するのはもったいないと思ったのだ。

問題なのは、「真似る」と「盗む」の違いだが、私の中の結論としては、「盗む」とは、ただ真似るのではなく、“自分のモノ”にして、オリジナルとして昇華させるという意味だろうと思い至った。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】本物から”盗む”べきモノ vol.113

つまり盗むと言っても、厳密には剽窃という事ではなく、和歌における本歌取り(※)の様なものだ。

更に言えば、少々物騒な物言いに聞こえてしまうかもしれないが、上手く盗めば、正解までの本来とてつもなく長いはずの道筋を“圧倒的にショートカット”できるというのも重要なポイントだ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】本物から”盗む”べきモノ vol.113

何故なら、言うまでもなく、“盗むべき真作”とは、様々な試行錯誤と研鑽の結果辿り着いた、誰かの”集大成”であるからである。

※本歌取(ほんかどり)とは、歌学における和歌の作成技法の1つで、有名な古歌(本歌)の1句もしくは2句を自作に取り入れて作歌を行う方法。(Wikipediaより)


突然だが、皆さんは「山本屋」という、名古屋名物「味噌煮込みうどん」の老舗をご存知だろうか?

古くから私の叔父がその一派を経営しているのだが、弟子の修行に、讃岐うどんの名店に修行に行かせていた事を思い出した。

もちろん言うまでもなく、讃岐うどんと味噌煮込みうどんは、あらゆる意味において違うものだ。

それでも修行に行かせるというのは、基礎を学ぶのに讃岐が良いからなのか、あるいは他に理由があるのかはわからないが、一つ言えるのは、“本物からは学ぶべきものがある”という事だ。

その”本物から学んだ事”が何かしら、味噌煮込みづくりに活かされているというのは確実であろう。

何故なら、叔父は、自らを“鉄人”と称すほど自意識過剰を絵に描いたような自信家で、容易に他人の技術を認める様な人間ではないからだ。


「ガズのわがままウクレレ」はガズさんのプレーヤーとしてのこだわりが詰まった逸品であるが、川上がわがままウクレレの試作に取り掛かるにあたり、私は、私の手持ちの“銘品”を参考にと川上に渡し、研究を依頼した。

手渡したのは、もちろんウクレレだ。

Martinの名作である3Mや2Kに始まり、KamakaのHF-1、変わり種としてギターメーカーのLarrivee や、およそ100年前に作られたGibsonのヴィンテージモデルであるUKE3など様々だ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】本物から”盗む”べきモノ vol.113

【ベトナムウクレレ by G-Labo】本物から”盗む”べきモノ vol.113

Martinの3Mや2Kなどは、多くの国産メーカーもまるでそのものと言わんばかりに真似ているが、もちろん同様な模倣作品を作って欲しいという意図ではない。

総額にすると軽く100万は超えるが、名の知れたメーカーの、一般的には名品として知られているモデルの数々だ。

川上ならば、自己満素人の私にはわからない何かが必ず読み取れるはずだと思ったのである。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】本物から”盗む”べきモノ vol.113

私の行きつけの寿司屋の大将から以前聞いた話だが、実のところ、毎日寿司を握っている割に、寿司職人が他の店で寿司を食う事は存外少ないそうだ。

川上も言っていたが、こんなにマジマジと色々なメーカーのウクレレを見た事がなかったという事だった。

後日、Gibsonのヴィンテージモデルからインスピレーションを受けた川上が、自分なりのアイデアを取り入れた試作モデルを挙げて来た。

もちろん単なる模作ではない。

G-Laboとして、そのまま販売するわけではないが、誇るべき最高な逸品だ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】本物から”盗む”べきモノ vol.113

ゲイツではないが、私も言いたい。「偉大なものから、大いに盗め!」と。

そして、「徹底的に活かせ!」と。

何故なら、我々にとっての”大海賊時代”は、もう始まっているのだから。

次回vol.114に続く!

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takeshiueda
この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
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