ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】“量産モデル”への挑戦の歴史③ vol.112

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◆初めての方はこちら・・・G-Laboストーリー 目次 プロローグ

GAZZLELE”ガズ”モデルのオリジナルウクレレを、ウクレレビルダーMOJA川上がベトナムに移住して創る!
G-Labo誕生ストーリー – vol.112

プラスチックウクレレのプロジェクトが凍結となり、GAZZLELEでは、しばらくは従来のウクレレの販売を続けていたが、ある時、決定的に継続が困難となる出来事があった。

納品されたウクレレの木材が従来の仕様と決定的に違ったのだ。

単純な木材の良し悪しというわけではないが、明らかに従来のものと色味が違っていたので、これまでと雰囲気が大幅に変わってしまい、製品写真とのイメージとも異なってしまうため、流石にまずいという事だった。

そんな折に、ガズさんから、「ベトナムでウクレレって作れない?」という相談を受けたのだ。

何故IT企業の社長である私に、ガズさんがそうした相談を持ちかけたのかといえば、実は“理由”がある。

ベトナムにオフィスがあるからというのもあったが、それよりも実は以前、“ベトナムのギターをネット”で販売した事があるからだ。

これには少し面白いエピソードがある。

というのも、自社のオフィスがベトナムにある事もあり、毎年何度かベトナムに行っていたのだが、ある時、たまたまいつも利用しているホテルの予約が取れず、止むを得ず、少し違うエリアのホテルを利用する事になった。

そして、その時のタクシー移動の際にホテルの直ぐ側で面白いものを発見したのだ。

いわゆる“ギターストリート”である。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】“量産モデル”への挑戦の歴史③ vol.112

後にそれが、Nguyen Thien Thuat通り(グエン・ティエン・トゥアット)という、ホーチミン屈指の楽器街だという事がわかった。
東京で言う所の“御茶ノ水”といった感じだ。

噂には聞いていたが、本当に通り一面に見るからにローカルなギターショップが立ち並んでいる。

当時は特にギターに関心があったわけではなかったが、突然眼前に飛び込んできた、自分の知らない“異質な街並み”についワクワクしてしまった事をよく覚えている。

まぁ、見つけてしまったものは仕方がない。そういうわけで、当然にこの通りにあるギターショップを散策してみる事にしたのだ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】“量産モデル”への挑戦の歴史③ vol.112

この通りはガイドブックに載っているような観光地というわけではなく、日本の整然とした“綺麗な楽器店”と違い、雑多しており、煩雑なショップばかりだったが、この“独特なローカル感”こそが趣があり、なかなか見応えがあって実に面白かった。

そして、素人なので、何の確証もなかったが、とあるショップで“何となく良い感じ”と思ったギター二本をついノリでお土産として買って帰ったのである。

もちろん、空港でどう運ぼうかなど、全く考えておらず、後に少々苦労した事は言うまでもない。

日本に帰り、ギター経験者であるスタッフの吉本にこれらのギターを見せて、どうかと聞いてみたところ、作りは少々荒いがなかなか良いという事だった。

そして、「いくらだと思う?」っと尋ねてみたところ、“信じられない返答”が返ってきた。

吉本は、私が買った金額のおよそ10倍位を予想してきたのだ。

何故そう思ったのか尋ねると、作りはともかく木材が抜群に良いという事で、日本のショップでは数万円前半で売られているような廉価な製品では絶対に無いというのである。

そういえば、ショップの職人が木材の種類に関して力説していたが、少なくとも日本では高級品に用いられる木材だったというわけだ。これは面白い。

勘の鋭い読者の皆さんは、私が次に何をしたのか想像がつくかもしれないが、ウチのメインソリューションはWEB系のITソリューションだ。
そこで、次回のベトナム出張の際に改めて何本か仕入れて、オリジナルのサイトでテストマーケティングとして売ってみることにした。

それもただ右から左に売るのでは、面白くないので、OEMとして、オリジナルなロゴを入れてもらうなど、こちら側で検討した独自の仕様でゼロから作ってもらうことにしたのだ。

そうして出来上がったのが「UTG」という即席ブランドだ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】“量産モデル”への挑戦の歴史③ vol.112

余談だが、「UTG」とは、鋭い人はお気づきかもしれないが、私のイニシャルとギターを組み合わせた名前で、青山に格好良いロゴを作ってもらった。

我々はこのブランドの啓蒙用のサイトを立ち上げて、ギターのポータルサイトやその他のモールサイトにも登録して販売をスタートしてみたところ、これが予想以上に良く売れた。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】“量産モデル”への挑戦の歴史③ vol.112

あくまでテストマーケティングだったので、すぐにやめてしまったが、それでも短期間の間に、まぁまぁの価格帯であったにも関わらず、数十本ものギターが売れたのだ。

あれから数年経つが、今でも時々UTGの問い合わせを受けることがある。

そういえば、このUTGのエピソードをガズさんにも話したことがあったというわけだ。

UTGのやり方では、当然にガズさんの要望を叶える事は難しいとはわかっていたが、ベトナムにはそれを叶えるためのヒントは必ずあると私は確信していた。

私は直ぐにベトナムでのウクレレマーケットや製造工場について調べてもらうよう兼松に依頼した。

そして、物語はこのブログのプロローグにたどり着くことになる。

次回vol.113に続く!

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takeshiueda
この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
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