ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 “量産モデル”への挑戦の歴史② vol.110

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GAZZLELE”ガズ”モデルのオリジナルウクレレを、ウクレレビルダーMOJA川上がベトナムに移住して創る!
G-Labo誕生ストーリー – vol.110

プラスチックウクレレ製作プロジェクトのミーティングが重ねられる中で、私が勝手に抱いた懸念というのは、主に次のようなものだ。

まずは、金型の製作にかかるコストが莫大であるという事だ。
しかも、その金型は一発の製作で完成するかわからないという話である。

チームの中にはプラスチック加工の専門家もいたのだが、イコールウクレレ製作の専門家ではもちろん無いし、仮にチームの中に川上の様なウクレレ職人がいたとしても、普段プラスチック製のウクレレを手がけているわけでないので、すんなり正解にたどり着く道を見通すのは難しいだろう。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 “量産モデル”への挑戦の歴史② vol.110

良いアイデアに水を差す様で恐縮だったが、ビジネスとしては、夢があるプロジェクトではあるものの、正直、この段階ではリスクが高すぎるというのが、私の判断であった。

そしてもう1つの懸念というのが、チームのメンバー構成についてだ。

メンバーは皆ガズレレのファンで、このプロジェクトに対して情熱もあり、とても良いチームだと思ったのだが、ドラスティックにビジネスとして考えると、投資に対するリターンである”プロフィットシェア(利益分配)”に関して、あくまで私見であり詳細は記さないが、少々アバウト過ぎる印象を受けた事も、やや引っ掛かっていた。

あくまで私のビジネス観からすればだが、投資にまつわる金銭的なリスクを複数の投資家で分担するのであれば、当然に、それに見合ったプロフィットシェアが要求されるものだ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 “量産モデル”への挑戦の歴史② vol.110

しかし今回の様なケースでは、単純に“換価できない労力やコスト”が存在する。

それは言うまでもなく、“GAZZLELE”というブランド価値と、それにまつわる各種の活動の事だ。
金銭的なリスクを抜けば、当該プロジェクトの核となる“GAZZLELE”だけが負うリスクが余りにも高いとも考えられた。

それ故に、例えばだが、単純な”投資額”の比率によるプロフィットシェアだと、GAZZLELEにとっては後々アンフェアとなってしまう可能性もあり得るのではないかと、余計な世話だと思いつつも、ついつい考えてしまったのであった。

なぜこんな事を考えるかと言うと、いわゆる”友達同士”の様な仲の良い複数の企業や個人が、投資をし合って始めたビジネスが、最初こそ良いものの、後に凄く良い形で軌道に乗るか、あるいは逆にダメになりかけた時に、当初は想定もしなかった“嫌な揉め事”に陥ってしまうというのは、極めて有りがちな事だからである。

少し、誤解を招く言い方となってしまうが、本当は全くの均等ではなく、ある意味“いびつに”バランスを取った方が、後々スムーズに事が運ぶ事が多い。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 “量産モデル”への挑戦の歴史② vol.110

何故なら、必ず“役割や労力は偏る”からで、ビジネスが動き出して、ひとたび利益が発生してしまうと、既得権が生まれてしまい、最適化するために条件を修正するというのが難しくなるからだ。

そのため、初めから役務の分担を取り決めるのは当然に重要であるし、予め、それぞれの仕事量やその価値の見積もりを行い、その適正なバランスを共通に確認する事が肝要なのだ。

この辺りが曖昧であると、どれだけ仲良しであったとしても、後の不満につながりかねないというわけだ。

とはいえ、これはあくまで私見なので、他の人がそれで良いというなら良いのだろうという思いもあったし、新参で実のところ一番の若輩である私が生意気に意見するところでもない話だろうと思っていた。

本気でプロジェクトに参加するとなれば、そうした事も突っ込んで確認していかなければならなかっただろうが、このプロジェクトを純粋に“投資案件”として捉えると、やはりリスクが高過ぎると思い、少なくとも“その段階”では、私としては乗るべきではないという判断に至った。

具体的なビジョンが描ける事は、“絶対にできる”という自信がある。

“想像できる事は創造できる”という事だ。

逆に、曖昧であったり抽象的な事は、どれほどリターンの見込みが大きかろうが、容易に乗る事はできない。

自分がわからない、わかっていないという事は、自信を持って全力で打ち込む事が出来ないからだ。

だから迷いがあるのであれは、無責任になるのが嫌だから、“受けない”し、“やらない”というのが、私のビジネス観なのだ。

結局、ガズさんもこのリスクに関しては同様に感じていた事もあり、このプロジェクトは“一旦凍結”となった。

次回vol.111に続く!

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この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
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