ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 問題山積!?G-Labo生産能力向上計画 vol.64

◆1つ前の記事: 【ベトナムウクレレ by G-Labo】 淡路くんインターンシップ開始! vol.63
◆初めての方はこちら・・・G-Laboストーリー 目次 プロローグ

 

GAZZLELE”ガズ”モデルのオリジナルウクレレを、ウクレレビルダーMOJA川上がベトナムに移住して創る!
G-Labo誕生ストーリー – vol.64

テト明けにインターン生の淡路くんを迎えた“川上工場”では、一通りの引越し後の整理も終え、また待望のエアコン付きの個室による作業場も完成し、ようやくの平常を迎えようとしていた。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 問題山積!?G-Labo生産能力向上計画 vol.64

しかし、新工場としての“更なる課題”の数々が、まだまだ盛り沢山あったのである。


まず課題として挙がったのは、“新しい生産フローの構築、”そして“生産性の最大化”である。

トムさんの工場との提携がなくなった今、生産活動のほぼ全てを内製で賄わなければならない。
しかし、内製による“ゼロベースからの大量生産”の明確なフローは、実のところ、まだ完成していなかったのである。

そのため、まずは、これまで外注で賄われていた作業を含め、どこまでの作業が“現状の工場内に備えられた設備”だけで、また“今あるリソース”だけで賄う事ができるのかを確認する事、つまり、“現状の戦力分析”を行う事がこの課題クリアのファーストステップとなったのだ。

現状の戦力が解らなければ、当然にベストなオーダー(生産フロー)を組む事など出来ないというわけだ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 問題山積!?G-Labo生産能力向上計画 vol.64

ところが、我々はこの“ファーストステップ”にして早速つまづく事となる。

戦力分析のために必要な情報の最有力なリソースは、もちろん工場長である川上となるのだが、思った以上に現状の把握が出来ていなかったのだ。

しかし、その理由は明白だった。トムさんの工場からの撤退以降のドタバタへの対応で一杯一杯となってしまい、スタッフへの“計画的な教育”はおろか、とにかく“できる事をやらせる”というスタンスで“急場を耐え凌ぐ事”しかできなかったからである。

もちろん、任せた作業はきっちり教育されているのだが、場当たり的な教育のため、”歪に”成長させてしまった感が否めなかったというわけだ。
そのため、誰がどの作業をどれほどできるのかに関して、把握自体が非常に難しい状況となっていた。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 問題山積!?G-Labo生産能力向上計画 vol.64

また、この時の川上へのヒアリングから、新たな問題として、スタッフの一人である“サンさん”の仕事に問題がある事が判明した。
端的に言えば、「非常にミスが多く、仕事が何一つ任せられない」という事だった。
この一件に関しては、聞いた瞬間から“思うところ”はあったのだが、まずは現状の把握こそが最も肝要だ。
根が深い問題であり、川上やサンさん本人と直接会って話すべきであると私は考えていたが、しかし今とにかく急ぐべきは、“大枠の立て直し”である。

状況が状況だっただけに、無傷ではいられなかった事は仕方がないが、問題なのは、ここからどう立て直すかである。
わがままウクレレの予約販売は引き続き行われていたため、それらの注文分の生産を行いながら並行して状況を改善する必要があり、ハードルはより高いものとなっていた。

つまり、現場を稼働させながら、生産性を維持しながらの、“スタッフ教育の改善”と“生産フローの最適化”の両方を同時に一遍に行う必要があったのだ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 問題山積!?G-Labo生産能力向上計画 vol.64

しかも今回は、管理に長け、いつも頼りにしていた兼松も別ソリューションの業務が忙しく、全面的に彼を投入して手を回す事が出来なかったのだ。

そこで、まずは川上にはとにかく“目の前の作業”と、“スタッフへの必要な教育”に集中してもらい、川上の奥さんであるユさんに“現場の目”となってもらい、兼松と連携してもらう事で工場の状況を把握して、改善の目算を立てる事とした。

そして、抜根的な“生産フローの改善”、“教育の改善”を行うために、私は再びホーチミンへと向かう事にしたのだ。

次回「vol.65」に続く!


\ R A N K I N G /

ブログランキング参加中!
よろしければ下記2つのボタンをクリックしてください!当ブログに1票投票されます。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 問題山積!?G-Labo生産能力向上計画 vol.64 いいね!@人気ブログランキング > 社長ブログ【現在5位】

にほんブログ村 経営ブログへ いいね!@にほんブログ村 > 経営ブログ【現在6位!☆1ランクアップ↑↑↑】


 



\ R A N K I N G /
ブログランキング参加中!
よろしければ下記2つのボタンをクリックしてください!当ブログに1票投票されます。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】 問題山積!?G-Labo生産能力向上計画 vol.64 いいね!@人気ブログランキング > 社長ブログ【現在6位】

にほんブログ村 経営ブログへ いいね!@にほんブログ村 > 経営ブログ【現在7位!☆1ランクアップ↑↑↑】

takeshiueda
この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
SNSでフォローする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。