ベトナムでウクレレを創る!ドラマティックなビジネスストーリー。|G-Labo 公式ブログ

【ベトナムウクレレ by G-Labo】海の向こうの現場から③|vol.204

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GAZZLELE(ガズレレ)のオリジナルウクレレを、ウクレレ職人MOJA川上がベトナムに移住して創る!
G-Labo工場のリアルタイムストーリー – vol.204

本日は、工場から届く写真シリーズの第三弾で、テーマは「トップ材」だ。

ガズのわがままウクレレの「トップ材」が出来上がる様子の一端を、写真を通じてお伝えできればと思う。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】海の向こうの現場から③|vol.204

ガズのわがままウクレレの最大の特徴の1つは、トップ材にもサイドバックにも天然木の単板(一枚板)を用いていることだ。

単板の最大のメリットは「音質」と「鳴りの良さ」である。
単板を用いることにより、音がボディ全体に伝わって、ふくよかで大きな音を響かせてくれる。

ただ、デメリットというか、単板は合板(ベニア)のように小さめの木材からの継ぎはぎをするわけにはいかないので、木の断面から、まるっとウクレレの形に切り出さなければいけない。

それ故、大きな断面を持つ、樹齢を重ねた大木からしかとれず、希少で価格も高いのだ。

G-Laboのチャレンジの1つは、その希少な”単板ウクレレ”を、”手に取りやすい価格で”提供することだ。

そこで、当初は、”あとは楽器に加工するばかり”という状態に製材された木材を卸業者から仕入れる予定であったのだが、コスト削減と、またよりよい状態の木材を厳選するという目的も兼ねて、今は”丸太をそのまま”仕入れている。

下の写真は、丸太の仕入れの様子と、購入した丸太が工場に運ばれてくる様子だ。
木の種類は、わがままウクレレのトップ材に用いる「アカシア」である。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】海の向こうの現場から③|vol.204

【ベトナムウクレレ by G-Labo】海の向こうの現場から③|vol.204

伐採され大雑把に切られただけの状態で届くので、まず、皮をはぐところからスタートだ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】海の向こうの現場から③|vol.204

【ベトナムウクレレ by G-Labo】海の向こうの現場から③|vol.204

そしてカットはチェーンソーで淡路が行う。
大木を、半分にして、またさらに半分にして・・・という作業を繰り返すのだ。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】海の向こうの現場から③|vol.204
ちなみに、木材を切り出すと、このような複雑な模様が現れることもある。

これは杢(もく)と呼ばれ、通常の木目とは異なる局所的なねじれや湾曲によって現れる複雑な模様だ。

虎柄のような「虎目」や、流麗にカールした「リボン杢」など、審美的な観点から珍重される。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】海の向こうの現場から③|vol.204

そうしてようやく板の状態になった木材に、写真のようにウクレレの形のシートを当てながら、どんな表情のトップ材になるかを想像しながら切り出していく。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】海の向こうの現場から③|vol.204

【ベトナムウクレレ by G-Labo】海の向こうの現場から③|vol.204
ちなみに、わがままウクレレのトップ材は、一般的なウクレレのトップ材よりも厚めになっている。

これは、ふくよかな鳴りを実現するためというのと、演奏を終えるたびに弦を緩めなくても、張りっぱなしでも木材が反らないようにするためという、2つの目的があってのことだ。

こうして切り出されたトップ材を、さらに乾燥させ、加工し、研磨し、塗装して・・・という工程を経て、少しずつ”わがままウクレレの顔”になっていくのである。

【ベトナムウクレレ by G-Labo】海の向こうの現場から③|vol.204

もちろんまだまだ工程は続き、さらには当然トップ材以外の部分も切り出したり加工したりするわけなのだが、1つ1つご紹介していると長くなってしまうので、今日のところは、ここまでにさせていただければと思う。

次回

vol.205 に続く!


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takeshiueda
この記事を書いた人
上田 健志
1977年愛知県名古屋市生まれ。
大学卒業後、アパレル会社での勤務を経て2004年に法務系士業コンサルティング会社有限会社LEGAL SQUAREを設立。
IT分野での顧客サービスの需要の高まりに伴い、有限会社C-UNIT SQUAREに商号変更し、システム開発を中心とした事業を行う。
現在は「ビジネスをつくる」をテーマに、日本とベトナムで複数のマーケティングプロジェクトを手がけている。
現 株式会社C-UNIT SQUARE代表取締役社長。

ある日、趣味の1つであるウクレレを通じて、ウクレレYoutube「GAZZLELE」と出会う。GAZZ氏とビジネスアイデアをあれこれ語り合う中で、いつしか協業することに。
"ガズのわがままウクレレ"クラウドファンディングを皮切りに、オリジナルウクレレの製造工場「G-Labo」の設立、D2C販売モデルなど、様々なビジネスアイディアを成功に導くべく、日夜奮闘中!

株式会社C-UNIT SQUARE
https://www.c-unit.co.jp
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