今回のローエンドモデルプロジェクトは、今のところは上海郊外にあるウクレレ工場の”サンプル待ち”というステータスである。
サンプルの出来によっては、早い段階で大量生産に踏み切りたいとは思っている。
しかし、それが恒久的な手段足り得るかと言えば、現時点では“否”である。
というのも、今回の中国工場がどれだけしっかりした企業だとしても、所詮は他人の会社であるため、ベトナムで起こった”トムさんの工場”の一件と同様に、”不測の事態が起こる可能性”というリスクを常に勘案していなければならない。
また、川上工場は自社工場であるので、失敗も“次の成功”のための重要なプロセスとなるべく、工場の”経験値”の積み重ねとして消化できるものと考えられるが、他社となればその限りではない。
もちろん“信頼関係の構築”という概念はあるものの、まず今回は単純に、「良い取引として無事に事を終えられるか?」ということが目下の課題となる。
もちろん、コロナ問題による渡航規制の緩和が見込めれば、すぐにでも現地に赴いて工場の視察を行う予定であるし、取引が進行して人間関係が良い形で構築されていけば、恒久的な何かしらの良い付き合いもできるかもしれない。
ただ、このプロジェクトには、我々なりの“大いなる野望”が秘められている。
そしてローエンドモデルの生産は、それを実現するのにとても重要な第一歩なのだ。
だからこそ、最終的な着地点は、やはり外注ではなく、自社工場による内製にすべきであると考えている。
“大いなる野望”とは、言うまでもなく、“世界戦略”の事だ。
冗談ではなく、本気でここで宣言するが、“GAZZLELE”並びにその派生ブランドである“G-Labo”は、国境を越えて世界中に広めるべきものだと考えている。
詳細を話せば長いので、いずれ話をする事とするが、”音楽”の本質を射抜いた日本独自のコンテンツであるGAZZLELEは、間違いなく世界に通用するコンテンツである。
国が変われば歌う歌詞の言語は変わるかもしれないが、GAZZLELEの提唱する“音楽の楽しみ方”の価値観は、非常にシンプルであり、世界共通だからだ。
そして川上が指揮を執る事によって生産されるウクレレは、紛れもなく本物の日本職人の技術による、世界に誇るべき“ジャパンクオリティ”の逸品に他ならない。
私は、この「最高のコンテンツ(GAZZLELE)」+「最高のモノづくり(G-Labo)」に最適な形で“テック”が加われば、十分に世界規模のビジネスが成立すると考えているのだ。
ローエンドの話に戻るが、世界戦略を本気で目指すなら、年間製造数は8万〜10万本を想定する必要がある。
これらを恒久的に均一のクオリティで生産するためには、やはり外注では難しいし、どうせならばそこに至るまでの全ての経験が我々自身に帰属する形でなければ、純粋に勿体無いと思うのだ。
これはやや”爆弾発言”となるので、途方もない与太話だと思って聞いていただいて構わないのだが、私は時期を見て、中国のウクレレ工場を買収するか、もしくはベトナムでローエンドモデルの大規模製造に対応する工場を造るか真面目に考えており、実は、そのための資金調達に向けて本気で動き始めている。
それは、工場を手に入れるだけでなく、世界に繋がる独自の販売インフラを整えるための資金調達だ。
そして少なからず、こうした考えに賛同してくれる協力者達が現れ始めた。
ちなみに一先ずの目標調達額は“10億円”だ。
まずは、モデルケースを創り上げることが何より先決だが、今回のこのローエンドモデルのデビューは、我々の”世界戦略の幕開け”だと思っていただけると、皆さんと共有するワクワクが、何倍かに増すのではないだろうか?
繰り返し言うが、今日の話の“半分は”、あくまで与太話と思って聞いていただければ幸いである。
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